2021 Fiscal Year Research-status Report
Effects of Anytime Fast Walk Training on Physical Fitness and Cognitive Function: A Crossover Study
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21K11611
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Research Institution | Meiji University of Integrative Medicine |
Principal Investigator |
齊藤 昌久 明治国際医療大学, 保健医療学部, 教授 (00399081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳴瀬 善久 明治国際医療大学, 基礎教養講座, 教授 (00326216)
佐藤 裕見子 明治国際医療大学, 看護学部, 教授 (00641987)
村川 増代 明治国際医療大学, 基礎教養講座, 講師 (10849491)
大倉 和子 明治国際医療大学, 看護学部, 講師 (60882727)
北小路 博司 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 客員研究員 (70204881)
中才 幸樹 明治国際医療大学, 基礎教養講座, 助教 (70769356)
木村 篤史 明治国際医療大学, 臨床医学講座, 講師 (90352939)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 速歩 / インターバル速歩 / 体力 / 認知機能 / クロスオーバー試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2050年には我が国の高齢化率が35%を越え、認知高齢者数は2025年には65歳以上の高齢者の約5人に一人に達することが見込まれている。それゆえ、健康・体力増進を図り、健康寿命を延伸することが叫ばれている。近年、健康により運動として速歩やインターバル速歩トレーニング(IWT)が注目を集めている。しかし、運動時間をまとめてとることができない中高年齢者も多く、運動習慣者も少ない。いつでも・どこでも1~2分程度の運動を積み重ねる「いつでも速歩トレーニング(a-FWT)であれば、実施・継続が容易であろう。 本研究では、a-FWT(生活の中でいつでもできる時間に速歩を1分以上・1週間で60分以上実施する)プログラムと、IWT(1日30分(ゆっくり歩き3分と速歩3分を5回繰り返す)以上・週4日・速歩時間1週間60分以上が推奨されている)プログラムを実施する。速歩スピードは、いずれも最大身体活動量(最大歩行スピード)の70%以上のスピードである。 本研究の目的は、研究期間内にa-FWTとIWTの運動プログラムのトレーニング介入を行うことにより、①両運動プログラム(a-FWT とIWT)で、「体力(全身持久能力、歩行速度)の改善効果には差が無い」こと、②両運動プログラムで、「認知機能の改善効果に差が無い」こと、③両運動プログラムで、「筋肉や認知機能の改善に関連する因子(PGC-1α、IGF-1、BDNF)の発現に差が無い」こと、を明らかにすることである。 研究デザインは、ランダム化比較試験(クロスオーバー試験で、介入期間が5ヶ月、ウォシュアウト期間が3ヶ月)である。 本研究で実施するいつでも速歩(a-FWT)の効果が実証されれば、①日常生活の中で運動が取り入れやすくなり、運動習慣者の増加、②体力の維持・向上、健康寿命の延伸への貢献、③要介護者の減少、医療費・介護費の削減、が期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由として、次のことが考えられる。 (1)コロナ禍のため研究協力者(被験者)の募集ができなかったこと。 (2)そのため、介入(トレーニング)ができなかったこと。
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Strategy for Future Research Activity |
課題は、コロナ禍で研究対象者(被検者)の募集ができなかったことが第1であった。 研究対象者は、行政・インターネット・人脈などさまざまな方法で集める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で研究対象者(被験者)の募集ができなく、トレーニング介入が開始できなかったため、それに関する経費の支出がなかったため。
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