2021 Fiscal Year Research-status Report
School lunch program for nutrition improvement among children: Importance of the activities of "dietitian" in Japan and Vietnam
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21K12407
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
三好 美紀 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (30361463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鹿内 彩子 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (20758825)
吉池 信男 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (80240232)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ベトナム / 栄養士活動 / 学校給食 |
Outline of Annual Research Achievements |
発展の著しいベトナムにおいて、人々の生活環境の向上とともに食生活や栄養摂取状況も改善している。一方、取り組むべき健康・栄養の課題としてクローズアップされているのが従来からの低栄養の問題に加えて、肥満および非感染性疾患(NCDs)の増加(double burden of malnutrition)であり、そのコントロールである。このような社会背景の下、ハノイ医科大学、ナムディン看護大学を始め9大学で栄養学部(4年制)が設置され、卒業生が社会に輩出されているが、国家資格としての栄養士制度は依然として確立されていない。 そこで、本研究では、ベトナムにおける栄養士活動、学校給食の現状を把握するとともに、日本の学校給食システム(食育に関わる栄養士の活動含む)の知見を用いながら、ベトナムにおける応用可能性と栄養士活動の重要性を検討することを目的として、「研究1:ベトナムにおける栄養士活動と学校給食に係る実態調査」と「研究2:日本の学校給食システム(食育に関わる栄養士の活動含む)の応用可能性検証」の構成で実施するものである。 このうち、2021年度は、「研究1」にてベトナムにおける栄養学部卒業生の栄養専門職としての就職状況および同国の学校給食の全体像を把握すること、そして、パイロットスタディ対象となる栄養学部設置大学(ハノイ医科大学・ナムディン看護大学)において保護者や教職員へ食や給食に関する意識調査(事前調査)を実施する計画とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度は「研究1」にてベトナムにおける栄養学部卒業生の就職状況および学校給食の全体像を把握するための実態調査、ならびにパイロットスタディの対象となる栄養学部設置大学の保護者や教職員へ食・給食に関する意識調査(事前調査)を実施する計画であった。しかし、ベトナムにおいてCOVID-19感染拡大によるロックダウンが続き、わが国でも感染拡大が続いて渡航不可能な状況が続いたことから、現地研究協力者との研究打ち合わせおよび調査実施の計画に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年12月4日にはパイロットスタディの対象となる栄養学部設置大学(ナムディン看護大学)と「Dietary issues for people in COVID-19 pandemic」をテーマとしたオンラインミーティングを開催し情報交換を行うことができた。その後、ベトナムにおけるCOVID-19状況が落ち着いてきており、まず、2021年度に計画していた調査実施に向けて現地研究協力者との打ち合わせ(オンライン会議)を進める。
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Causes of Carryover |
2021年度に計画していたが(ベトナム、日本双方におけるCOVID-19感染拡大のため)実施できなかった調査を次年度に実施するため。
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