2022 Fiscal Year Research-status Report
ダイオキシン類の環境汚染が小児の身体・ステロイドホルモン・体力に与える影響の解明
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21K12432
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Research Institution | Komatsu University |
Principal Investigator |
池田 美智子 公立小松大学, 保健医療学部, 助教 (60827129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
城戸 照彦 金沢大学, 保健学系, 客員教授 (20167373)
中島 素子 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60559508)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ベトナム国 / ダイオキシン環境汚染 / 第二次性徴期の小児 / 体力・運動能力調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年9月23日~10月4日 ベトナム国に渡航し、現地調査を行った。 事前に、ベトナム国の現地調査協力員に対して、身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲・体脂肪率・筋肉量・推定骨量)と体力・運動能力(握力・長座体前屈・上体起こし・反復横跳び・立ち幅跳び・垂直跳び・腕立て伏せ)の測定法を教授し、正確な調査結果が得られるよう配慮した。 汚染地域であるプーカット県にて、2008年から追跡調査している第二次性徴期を迎えた小児43人を対象に身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲・体脂肪率・筋肉量・推定骨量)と体力・運動能力(握力・長座体前屈・上体起こし・反復横跳び・立ち幅跳び・垂直跳び・腕立て伏せ)の調査を実施した。比較対照として、非汚染地区であるキンバン県にて、対象児と同年齢の小児37人に同じ、身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲・体脂肪率・筋肉量・推定骨量)と体力・運動能力(握力・長座体前屈・上体起こし・反復横跳び・立ち幅跳び・垂直跳び・腕立て伏せ)の調査を実施した。 現在、調査結果を解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid-19流行のため、2021年度はベトナム国に渡航できなかった。 海外渡航が緩和されたことでようやく2022年に現地調査を行った。 現在、調査結果を解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在行っている調査結果の解析を速やかに終了し、ベトナム戦争中に散布された枯葉剤に含まれたダイオキシン類による環境汚染が小児の身体・体力に与える影響について明らかにする。明らかとなった調査結果は、国内の学会にて発表し、また学会誌等に投稿する。
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Causes of Carryover |
Covid-19流行のため、2021年度はベトナム国に渡航できなかったことから、2022年に現地調査を行った為、次年度使用額が生じた。
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