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2021 Fiscal Year Research-status Report

財務諸表監査における監査チーム概念とチーム・パフォーマンス

Research Project

Project/Area Number 21K13395
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

亀岡 恵理子  東北大学, 経済学研究科, 准教授 (30806295)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords監査人のキャリア / 経験種類 / エキスパティーズ / 異動・出向
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、財務諸表監査の遂行単位である監査チームに焦点をあて、(1)メンバー構成およびチーム構造、(2)チーム・プロセス、(3)チーム・パフォーマンス、(4)それら相互の関連性を理論的かつ実証的に明らかにすることである。
研究初年度となる本年度は、主に文献調査に従事した。調査の結果、監査チームメンバーが有する個人特性のうち、経年で変化する特性である経験およびエキスパティーズに注目する必要があるとの結論を導いた。監査研究がカバーしてきた経験種類に比べ、現実社会で監査人が従事する経験種類は多様であることから、多様な経験を捉えるフレームワークを構築するとともに、獲得する経験種類が時系列で変化し異なるエキスパティーズをもたらしうることを表すキャリアモデルを導出した。フレームワークとモデルが妥当であるかを確かめるため、WEBサイトから可能な限り監査人のキャリアデータを収集し、それらをコーディングすることによって、定量・定性データを抽出した。
次年度以降は、アンケート調査またはインタビュー調査の実施を構想しているため、本年度はそのための準備(調査方法および調査項目の構想、研究協力の依頼)にも着手した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究調査への協力依頼に時間がかかっている。うまく協力が得られない場合には、研究デザインの見直しも必要になり、さらに進捗が遅れることが予想されるが、引き続き調査の機会を模索していく。

Strategy for Future Research Activity

インタビュー調査またはアンケート調査の実施を予定しているが、現状、研究協力を得ることが難しい状況である。このため、ひとまず代替的な方法として、WEBサイトからのデータ収集を行うこととした。研究協力の依頼を継続しつつ、収集したデータを分析することにより、さらなる研究進捗を図る。

Causes of Carryover

研究進捗が遅れていることと、コロナ禍のため研究報告や研究協力依頼のための出張旅費の支出がなくなったことによる。次年度は、国内外で研究を進める予定であり、繰越分をそのための出張旅費に充当する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 監査パートナーによる監査品質マネジメント:メカニズムと選好にかかるフィールドからの証拠2021

    • Author(s)
      亀岡恵理子
    • Organizer
      日本会計研究学会第80回大会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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