2021 Fiscal Year Research-status Report
レゴ・シリアスプレイ・メソッドを活用した事業機会創造型起業家教育プログラムの開発
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21K13645
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
須藤 順 高知大学, 教育研究部総合科学系地域協働教育学部門, 准教授 (70643542)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アントレプレナーシップ / アントレプレナー / アントレプレナーシップ教育 / レゴ・シリアスプレイ・メソッド / 事業創造 / 自己認識 / 起業家育成プログラム / アクションリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
「レゴ・シリアスプレイ・メソッドを活用した事業機会創造型起業家教育プログラムの開発」を目的に令和3年度は、1)起業家教育に関する文献調査及び事例調査を通じた理論的体系化、2)LSPを活用した起業家教育プログラムの試行を行った。 コロナ過の影響もあり、理論的体系化にあたっては文献調査が中心となり、先進事例等のフィールド調査は困難であったが、アントレプレナーシップ及びアントレプレナーシップ教育に関する既存研究の整理と育成すべき能力群の把握、加えて、現状展開されるアントレプレナー及びアントレプレナーシップ育成を取り巻く課題について整理した。 一方、プログラム開発に向けては、当初想定した規模、回数での実施は困難であったが、研究協力者のサポートによって小規模な試行を行い、高知県四万十町におけるアクションリサーチやLSP自体の効果測定に向けた取り組みを重ね、プログラム自体の改善点に加え、成果や評価方法に関する課題の洗い出しを中心に進め、より本格的なアクションリサーチに向けた準備を進めた。 以上の通り、全国各地の先進的取り組みへのフィールド調査や想定していたアクションリサーチの実施が一部制約を受けたものの、高知県内での活動に限定し研究活動を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの影響により先進事例調査やアクションリサーチが想定通り実施できず、プログラム開発の試行が一部遅れが発生した一方、理論研究についてはおおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はアクションリサーチを通じたプログラムの試行的開発と実証を行うフェーズに移行することから、可能な限り計画通り研究が遂行できるよう準備を進めていく。 また、新型コロナウイルスによって実施できなかった先進地事例調査や研究者間の交流についても改めて計画を練り直し、実施し、プログラム開発に活かしていきたい。 加えて、上記の研究プロセスを通じて明らかになった知見を積極的に学会発表や論文にまとめ、当該領域への貢献を進めていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により学内の出張制限等もあり、先進地事例調査及びアクションリサーチの実施ができなかったため。
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Research Products
(3 results)