2021 Fiscal Year Research-status Report
AIを応用した膵癌患者体液中miRNA診断パネルの作製および体液間移行の解析
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21K16436
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| Research Institution | Chiba Cancer Center (Research Institute) |
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Principal Investigator |
石毛 文隆 千葉県がんセンター(研究所), 肝胆膵外科, 医長 (60815801)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | miRNA / 膵癌 / バイオマーカー |
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| Outline of Annual Research Achievements |
膵癌患者（n=9）と健常者(n=6)からUrine Cell-Free Circulating RNA Purification Maxi Kitを用いて尿中マイクロRNAを抽出。Small RNA Libraryの構築を行い、次世代シーケンサー（Ion PGM&8482; System）を用いてmicroRNAの網羅的な発現プロファイリングを行った。
膵癌患者では数種類のマイクロRNAを含むクラスターが高発現している傾向があった。
同様に、血液からもTotal Exosome RNA & Protein Isolation Kitを用いてTotal RNAを抽出し、Ion Total RNA-Seq Kit V2を用いてSmall RNA Libraryの構築を行った。次世代シーケンサーを用いた発現プロファイリングを行ったが、膵癌患者と健常者間での有意な発現差異を呈するマイクロRNAは認められなかった。
今後はさらにサンプル数を増やし、AIを用いた統合的な解析やマーカー候補となるようなマイクロRNAの絞り込み・多検体での検証や、パネル化に向けて研究を進める。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
膵がんに対する術前化学療法が当院での標準治療のひとつになり、治療開始前の体液採取が非常に困難となった。そのため症例の蓄積がやや減ったが、院内各部署の連携を構築し改善してきている。
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| Strategy for Future Research Activity |
当院の各機関・部署と連携して、血液や尿といったサンプルのスムーズな採取と保管の仕組みを構築し、サンプル数増加を図る。
また、治療前サンプルにこだわらず、化学療法後・手術後といったサンプルでの検討を考慮する。
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| Causes of Carryover |
実験器具・キットの購入や学会発表・論文掲載料、そのほか諸経費です。
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