2023 Fiscal Year Research-status Report
The development of anti-inflammatory therapy in the chronic phase for blast induced mild traumatic brain injury
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21K16588
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松浦 裕司 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (10791709)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 軽症頭部爆傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年に引き続き、装置の修理のための納品に時間を要し、装置の修繕後に爆風の圧力測定から開始した。具体的には元々のモデルでは646.2±70.3kPaの圧であったのに対し、本年度は900から1000kPaと圧超過をおこしていた。以前と同じ圧の衝撃波を作成するため調整を行った。圧調整のためにチャンバーへのガス充填圧を10MPaから徐々に下げていったが衝撃波のPeak圧はあまり変わらなかった。次にノズルに設置するアルミ板の厚みを3mm→2mmと薄くしてみるとPeak圧は430kPaまで下がってしまい、過去の衝撃波より弱い圧となってしまうことから、これも調整方法としては適さないと判断した。アルミ版の材質はそのままとして、焼きなましをして少し柔らかくしたものを使用すると590kPa前後となり、軽傷頭部爆傷作成時と同様の圧を出せるようになった。今後はモデルの評価を順次行っていき、今後、計画している髄液測定など進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
機械の故障があり、物品の調達が難しく修理に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
計画書どおりに慢性炎症の数値化や治療介入について進めていく。
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Causes of Carryover |
実験装置の修理が必要となり、部品の調達がコロナ禍により遅れ実験が中断し、1年間の延長申請をおこなったため。
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