2021 Fiscal Year Research-status Report
IDH変異型アストロサイトーマの頭蓋内遠隔再発に関連する因子の同定
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21K16621
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
中江 俊介 藤田医科大学, 医学部, 講師 (20622971)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | p53変異 |
Outline of Annual Research Achievements |
IDH変異型星細胞腫およびIDH野生型神経膠腫の検体に対して、次世代シーケンサーによるコピー数解析およびp53変異解析を行った。その結果、申請者が注目している8q gainはp53のR237の変異に認められる傾向にあることがわかった。しかしながら、p53変異のホットスポットは非常に多いため、現在検体を集め、さらに解析数を増やし解析する予定である。 また、8q gainを有する群と有しない群をそれぞれの遺伝子型で分けて、発現解析を行う予定である。一部の検体は既に発現解析を行うためにcDNAを抽出した。今後はこれらに対して発現解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
想定していたよりIDH変異型星細胞腫の患者の手術が少ないため。
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Strategy for Future Research Activity |
5月いっぱいの検体数でコピー数解析、IDHとp53変異解析を行う予定である。6月以降にIDHの変異の有無と8q gainの有無に分類し、それをそれぞれ二群間比較を行い、頭蓋内遠隔再発と関連する因子を同定していく行程に入る。
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Causes of Carryover |
思いのほか解析症例数が増えなかったため。
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