2021 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation and proportion of remote communication among older people during the COVID-19 era
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21K17302
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中込 敦士 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (70792711)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | オンラインでの交流 / うつ / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、日本老年学的評価研究(JAGES)2019年度調査、及び2020年度調査の2時点パネルデータを作成した。新型コロナウイルス感染症流行前後の、短期的なオンラインでの交流方法の変化と、うつ症状の変化との関連を検証した。結果は仮説を支持するものであり、顔の見えるビデオ通話を新型コロナウイルス感染症流行後に使い始めた、より使うようになった人ではうつ傾向が低い関連が見られた。一方で音声通話にはそのような傾向は見られなかった。解析は終了しており現在論文執筆中である。 また、2021年度調査を11月~1月にかけて実施し、今後データセットのクリーニングを行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、データセットの作成と解析を行った。結果は仮説を支持するものであり現在論文執筆を行っている。また、2021年度調査についても参加自治体を募り実施できており、概ね順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは早急に2019年-2020年度調査を用いた研究の発表を行う。その解析をさらに深めるために2019年-2020年-2021年度調査を用いたデータセットを作成し、中期的なオンラインでの交流の効果を検討していく。さらに2022年度調査も同時に進行しており参加自治体を今後も募っていく。
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Causes of Carryover |
JAGES2021年度調査における調査費用の一部を本研究より支出予定であったが、参加自治体が予定より少なかった点、及び2022年度調査の参加自治体の確保や新規質問項目の作成等に充てるために、次年度使用額を計上した。
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