2022 Fiscal Year Research-status Report
地域における認知行動療法に基づく育児ストレス軽減プログラムの定着を試みる
Project/Area Number |
21K17384
|
Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
山海 千保子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90438101)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 認知行動療法 / 育児ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、認知行動療法を参考に作成た育児ストレスを軽減するプログラムや実施側のマニュアルを再検討した。 1.プログラムは、認知行動療法に加え、他者との違いから学ぶことに重点をおいた内容を取り入れることとした。また、母親同士のディスカッションの際、使用する育児ストレス場面の絵に再検討を行い修正した。 2.実施側のマニュアルの再検討は、実施する側が母親に対して配慮すべきことや、対応の方法について先行研究や臨床心理士に確認し修正点を明確にした。また、配慮すべき専門職者の発言について先行研究から明らかにする作業を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
近隣にあるいくつかの保健センターの職員に、母親学級の開催の様子を確認したところ、新型コロナ感染拡大の影響により、両親学級の開催の中止や、リモートの使用や、人数制限による母親学級の開催が行われていた。また、保健センターの保健師は、地域住民への対応が忙しいため、感染拡大が落ち着くまでは、研究依頼は控えた。 また、先行研究より集団で話をする際、母親に配慮したほうが良いと思われることや、認知行動療法に合わせ、専門職者らが身に付ける支援としてエンパワーメントを取り入れるなど、マニュアルの再検討を行うなど、時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
保健センターにおける母親学級などについて現状を把握したうえで、プログラムとマニュアルの修正ができ次第、保健センターにおける研究協力の依頼を行っていく。
|
Causes of Carryover |
(理由)備品と統計ソフトの未購入、また、心理テストの決定ができていないため未購入の状態であるため。 (使用計画)備品・統計ソフト・心理テストの購入を7月までに行う。
|