2022 Fiscal Year Research-status Report
習慣的運動が子どもの社会性に与える影響:実行機能とオキシトシンの役割に着目して
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21K17546
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石原 暢 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (10801631)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 身体活動 / 体力 / 体格 / 認知機能 / 向社会行動 / 子ども |
Outline of Annual Research Achievements |
過去20年に渡る電子メディアの急速な普及は、子どもの運動不足を引き起こすだけでなく、対面での交流機会を減少させ、社会性の発達に悪影響を及ぼしていることが危惧されている。加えて、日本の子どもの社会性は世界的に見て低い水準であることが報告されており、子どもの社会性の発達支援に資する研究は、日本が率先して行うべき喫緊の課題である。 子どもの習慣的運動に伴う体力向上や適正体重の維持が子どもの認知神経発達を促すことが明らかになっているが、当該研究分野で主に注目されているのは学力と前頭前野機能であり、社会性と関わる認知機能や行動に着目した研究はほとんど行われていないのが現状である。そこで本研究は、習慣的運動に伴う体力向上や適正体重の維持が子どもの社会性に与える影響を明らかにすることを目的としている。 令和4年度には、運動習慣と向社会性および前頭前野の脳内機能結合の関係を機能的近赤外線分光法を用いて検討した。その結果、運動習慣を有するものは向社会性が高く、前頭前野の脳内機能結合が強いことが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で実験に遅れが生じているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は引き続き得られたデータの分析、学会での成果報告、論文化を進める予定である。
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Research Products
(25 results)