2023 Fiscal Year Research-status Report
脳波・性格・遺伝特性から探る防災教育の問題点とその解決策の提示
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21K18008
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Research Institution | Junshin Gakuen University |
Principal Investigator |
岸田 文 純真学園大学, 検査科学科, 助教 (80889410)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 防災教育 / 脳波 / 性格特性 / 遺伝特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
避難所生活に関する防災教育として用いられている防災教育プログラムの問題点を脳波、共感特性、オキシトシン受容体遺伝子多型の観点から探る。そのために、まずは、脳波(事象関連電位)、性格特性(共感特性)、主観評価を用いてその防災教育プログラムの評価を試みる。次に、一つ目の検討で得られた結果が、オキシトシン受容体遺伝子多型のタイプの違いによって異なるのか検討する。最後に、以上の2つの検討結果から、防災教育プログラムを主観的及び客観的に評価し、オリジナルの防災教育プログラムを試作する。試作した防災教育の有効性を確認しプログラムのブラッシュアップを行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は、実際に防災教育を受けた際の脳波と共感特性の関係に関する結果を論文化し、学術誌へ投稿したが、審査が長引いている状態である。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大により唾液を使用したオキシトシン受容体遺伝多型の解析が終了しておらず、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、残りの遺伝子多型解析を速やかに完了させる。また、これまで得られたデータをまとめ、学会発表や学術雑誌への投稿準備を進める。
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Causes of Carryover |
今年度の残りの遺伝子多型解析に使用予定。
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