2021 Fiscal Year Research-status Report
Interdisciplinary Research on Ethical Transformations of Cities
Project/Area Number |
21K18114
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
神崎 宣次 南山大学, 国際教養学部, 教授 (50422910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 伸一 宮城大学, 食産業学群, 教授 (00327462)
森山 花鈴 南山大学, 社会倫理研究所, 准教授 (40635702)
服部 宏充 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50455581)
太田 和彦 南山大学, 総合政策学部, 准教授 (50782299)
斉藤 了文 関西大学, 社会学部, 教授 (60195998)
篭橋 一輝 南山大学, 国際教養学部, 准教授 (60645927)
杉本 俊介 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 准教授 (80755819)
鈴木 晃志郎 富山大学, 学術研究部人文科学系, 准教授 (90448655)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Keywords | 都市 / 倫理 / 情報 / 技術 / 食農 / 学祭 / ファシリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
採択の時期が遅く実質的な研究期間が半年ほどであったことに加え、異分野の研究者による学祭的プロジェクトであるため、今年度の研究活動の中心は申請書でも記述した、学祭的研究の方法論の側面に重点を置いた。アクティブ・ブック・ダイアローグの手法を用いた、メンバー間でのそれぞれの分析の方向性の共有や、ファシリテーションの諸技法に関する研究会などを、それぞれシリーズとして複数回開催した。また、それぞれの専門分野の観点からの都市に関わる問題の分析を集めた今年度の報告書の作成も行なった。これらの研究活動によって、学祭的研究の方法論の側面に関して実績と知見の蓄積が進んだ。 その他の点では、コロナの状況が計画申請時の想定よりも好転しなかったこともあって、各分担者による担当領域についての個別研究が主となった。たとえば神崎は技術倫理分野における都市に関連する文献のサーヴェイを進めた。斎藤はメインテナンス等について工学倫理の観点から検討をおこなった。鈴木はパンデミックの状況下における地理情報に関するシビックテックについて調査を行った。期間が短いため、今年度の期間内での成果の公表には間に合わなかったものが多いが、この科研を基盤としたワークショップが学会で採択されたり、神崎と太田が中心となって都市化の時代における食農倫理をテーマとした国際会議の開催が決定するなど、来年度での成果公表のための準備は順調に行うことができたといってよいだろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
プロジェクト内部での研究会を合計6回、ファシリテーションに関する関連研究会を四回開催したことに加え、プロジェクトの成果報告となる学会でのワークショップ企画も採択されるなど成果公表も進んでいるため。なお、初年度のプロジェクト報告書も5月中をめどに公表できる予定となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
分担者の個別担当分野については当初計画通り研究を進める。2年目である本年度はそれに加えて、担当分野間の関連性の分析にも着手する。また、年度末である3月に食農と都市化と公正な移行をテーマとした国際会議(APSAFE2023)を開催することが決まっており、そこでこのプロジェクトの成果の中間報告も行われる予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は二つある。まず、コロナの状況が想定外に改善せず、研究会などが全てオンラインでの開催になったため旅費等の支出がなされなかったこと。もう一点は、次年度三月に国際会議を開催することが年度途中で確定したため、それに必要な費用を確保するため今年度の使用を抑制したからである。 翌年度の使用計画もこの国際会議開催に関連している。一番大きいのは、所属大学での教室利用の制限が解除されなかった場合に、それなりに広い会場を外部で借りる必要が生じる可能性があるので、そのための費用を確保しておく。
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Research Products
(6 results)