2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
リバビリンによる抗原虫作用の機序解明に基づくアフリカトリパノソーマ症の新薬開発
Project/Area Number |
21K18230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 42:Veterinary medical science, animal science, and related fields
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
乾 隆 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (80352912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 哲也 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 非常勤研究員 (50374715)
石橋 宰 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (70293214)
西村 重徳 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (90244665)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
アフリカトリパノソーマ症の新薬開発のため、原虫細胞内における詳細な作用機序の解明を基軸として,TbGMPRの活性調節における動的構造変化を解析し,ドッキングシミュレーションによる化合物ライブラリーのスクリーニングを試みる。抽出された化合物をin vitro/vivo抗原虫試験に資することにより,TbGMPRのアロステリック部位に結合する新たな医薬候補化合物を同定する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
アフリカトリパノソーマ症は致死性の人獣共通感染症であるが、製薬企業による新薬開発の対象とされない「顧みられない熱帯病」である。本研究は、主にグアニン酸の代謝経路を標的とした新規創薬に関する独創的な研究課題の提案である。本研究の成果は、本症のみならず他の人獣共通感染症の創薬へも大きく貢献することが期待される。本研究は、人獣共通感染症の創薬に関する学術体系や方向性を大きく変革、転換させる潜在性を有する。
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