2021 Fiscal Year Research-status Report
リハビリテーション中の「やる気」 の脳ネットワーク
Project/Area Number |
21K19749
|
Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
疋島 啓吾 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30420219)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
釣木澤 朋和 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10716210)
|
Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
|
Keywords | 超音波イメージング / 脳ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究における中心的な技術の開発のため、平面波超音波イメージングを用いた超高速ドップラー計測により、安静時における覚醒下のマウスの脳血流量画像(CBV)を高時空間分解能(0.1秒、0.1mm)において取得した。次に、神経活動への寄与が大きなCBV分布の空間的フィルタリングとCBV変動の時間的なフィルタリングを適用後、独立成分分析によって脳広域、深部に渡る幾つもの半球間同所性の高い結合領域を取得した。得られた領域は、脳機能MRIを用いたマウスの安静時脳機能ネットワーク解析結果との比較により、マウスで報告されている安静時ネットワーク(デフォルトモードネットワーク等)と酷似していることが確認され、超音波を用いて安静時脳機能ネットワークが捉えられることがわかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の中心となる超音波を用いた脳ネットワーク計測・解析法を確立できた。一方で新型コロナウィルスの影響もあり、実験の遅れにより目標としていたデータ数の蓄積が進んでいない。
|
Strategy for Future Research Activity |
予定していたネットワーク計測実験を引き続き実施し、超音波を用いた脳機能ネットワークの集団的分布の解析を進める。
|
Causes of Carryover |
令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響に伴い実験の延期があり、次年度使用額が生じた。令和4年度使用額と合わせ、令和3年度延期した実験および令和4年度の実験のために使用する。
|
Research Products
(2 results)