2023 Fiscal Year Research-status Report
リハビリテーション中の「やる気」 の脳ネットワーク
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21K19749
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
疋島 啓吾 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30420219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
釣木澤 朋和 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (10716210)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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Keywords | 脳機能超音波イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
覚醒状態のマウスを対象に、新たに開発した脳機能超音波イメージングと既存の脳機能MRIを用いた安静時脳機能ネットワーク計測を実施した。デフォルトモードネットワークを含む多くのネットワークが両方法で共通する解剖領域に分布することが確認された。しかし、聴覚や感覚運動など、一部のネットワークはMRIとは異なる安静時の機能的結合性を示した。このため、超音波による脳機能ネットワークの信頼性を評価するため、MRI計測と同様の騒音環境下での超音波計測実験を実施した。その結果、騒音の強度が増加するにつれて、超音波によって計測される聴覚や感覚運動ネットワークの機能的結合性がMRI計測と近づくことが明らかとなった。また、MRIの騒音を音刺激として用いた実験では、聴覚伝導路を形成する視床の内側膝状体や大脳皮質の一次聴覚野の活動(脳血流量が22%増加)が確認された。一方で、感覚運動領域ではMRIの騒音による脳血流量が減少(7%減少)することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画より遅れているが、新たな発見、知見、研究の糸口が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度計画した運動中の脳機能ネットワーク計測のための実験を実施する。
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Causes of Carryover |
今年度の研究がやや遅れ、次年度使用額が生じた。次年度に今年度延期した実験のために使用する。
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