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2021 Fiscal Year Research-status Report

アメリカ日系人強制収容所における日本庭園群の調査による日米協力体制基盤の構築

Research Project

Project/Area Number 21KK0010
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

五島 聖子  長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 教授 (80745216)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古谷 勝則  千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (10238694)
水内 佑輔  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40768602)
西坂 涼  千葉大学, 大学院園芸学研究院, 特任研究員 (50868198)
Project Period (FY) 2021-10-07 – 2026-03-31
Keywordsマンザナール収容所 / グラナダ収容所 / 和文新聞記事
Outline of Annual Research Achievements

当初の研究計画は、マンザナール収容所の現地調査をする予定であったが、コロナ禍のため渡米することができず、現地調査はできなかった。一年目の研究としては、マンザナール収容所とグラナダ収容所で3年間に渡って発行された和英文の新聞の日本語の記事を全て内容を検討・分類をした。この新聞はこれまで英文の記事については検討され、和文の記事の英文記事の翻訳であると見做されていたが、実際は内容がかなり異なることがわかった。また、マンザナール収容所とグラナダ収容所で日本庭園造成に貢献した日系人のアメリカでの経歴を整理し、日本の出身地及び経歴を調査した。これらの調査と調査結果に関しては、アメリカの海外研究協力者と密にzoomで情報交換をした。さらに、マンザナール収容所では発掘された庭園をGIS マッピングを行うため、現地の撮影に必要なカメラ・自撮り棒・パソコンを現地で購入し、現地の学芸員が主体となって撮影を開始した。
当初の研究計画では、一年目にマンザナール収容所、二年目にグラナダ収容所の調査を現地視察と文献調査を並行して行う予定であったが、コロナ禍のために一年目に現地調査をすることができなかったので、一年目にマンザナール収容所とグラナダ収容所両方の資料調査を行なった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ禍で渡航は叶わなかったが、海外研究協力者との連携は当初の計画通り取れている。

Strategy for Future Research Activity

新たな若手研究者として長崎大学環境科学部博士課程学生と、3Dマッピングの製作のため長崎大学技術職員を研究協力者として加えた。令和4年6月には、長崎大学環境科学部博士課程学生がロサンジェルスの南加日本庭園協会の資料調査に現地に赴く。また、令和4年9月には申請者と長崎大学環境科学部博士課程学生がロサンジェルスの南加日本庭園協会の資料調査及びグラナダ収容所の現地調査に赴く。グラナダ収容所は海外研究協力者クラークが現地を案内する予定。これらの調査によって、庭園造成に関わった日系人の経歴を明らかにし、グラナダ収容所の現況を把握する。またマンザナール収容所で撮影したデータは、長崎大学技術職員によって3D化し、長崎大学環境科学部博士課程学生によって3D復元モデルを構築する。

Causes of Carryover

コロナ禍のため、海外渡航ができず、現地視察のための旅費を使用しなかった。次年度以降に当該年度分の視察を合わせて行う予定。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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