2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of learning analytics dashboard for the decision-making support of learning behavior improvement
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21KK0184
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山田 政寛 九州大学, データ駆動イノベーション推進本部, 教授 (10466831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
合田 美子 熊本大学, 半導体・デジタル研究教育機構, 准教授 (00433706)
Hasnine Nehal 法政大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (30827720)
大久保 文哉 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (40608824)
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Project Period (FY) |
2021-10-07 – 2024-03-31
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Keywords | ラーニングアナリティクス / 学習ダッシュボード / 自己調整学習 / 社会比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度では大きく3つのことを行った。1つは2022年度で見いだした、メタ認知行動を引き出すキーとなる行動データについての再現性検討である。2つ目は学習ダッシュボードの開発、3つ目は研究知見のラップアップである。1つ目については、メタ認知行動としてリフレクションに関わる機能、社会比較に関する機能活用が別の授業でも見られ、再現性が一部見られた。さらに踏み込んで分析をすると、メタ認知が高く、成績が高い学習者の一部で、課題締め切り直前に教材へアクセスし、課題提出を行っている行動が見られた。これは以前、学術的先延ばし行動の中でも計画的・積極的な先延ばし行動として見られるものであり、メタ認知行動として、学習時間マネージメントでも先延ばし行動をモニターできる仕組みが求められることも新たに示唆された。2つ目は学習ダッシュボードの開発である。こちらはシンプルに授業・教材毎に学習行動頻度を可視化する機能、メモを分析する機能の開発を行った。また、言語教育向けに学習シーケンスを可視化する機能も開発した。3つ目はこれまでの研究知見についてディスカッションすべく、共同研究者であるミシガン大学 情報学部 研究教授、ならびにアメリカ科学財団ディレクターであるステファニー・D・ティースリー先生をお招きし、国際シンポジウムを開催した。これまで認知心理学や教育心理学で蓄積されてきた理論、研究知見を適用することで効果的な学習ダッシュボードのデザインは可能となったが、理論と理論のつながりが学習行動から見られるケースもあるなど、これまでの知見を発展させる可能性も秘めており、新たに出てくる理論的展開も踏まえて、学習ダッシュボードのデザイン、さらにはラーニングアナリティクス研究を進めていく必要性についても提案された。
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[Journal Article] Does support of learning time management influence learning behaviors and learning performance?2023
Author(s)
Watanabe, H., Chen, Li., Geng, X., Goda, Y., Shimada, A., and Yamada, M.
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Journal Title
Proceedings of EdMedia + Innovate Learning 2023
Volume: n/a
Pages: 939-948
Peer Reviewed
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