2010 Fiscal Year Annual Research Report
地表環境の総合理解を目指した地理空間データ蓄積共有システムの構築
Project/Area Number |
22220011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
建石 隆太郎 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (90114545)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 昭彦 国立大学法人 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (30201495)
SRI SUMANTYO J・T 国立大学法人 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授 (40396693)
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Keywords | 地理空間データ / データ共有 / 土地被覆 / リモートセンシング / 地表環境 / 環境変化 |
Research Abstract |
本研究の主目的は、「継続的に国際的に地理空間データを蓄積共有するシステムを構築すること」である。平成22年度は、この地理空間データ蓄積共有システムの基本的な設計を完了し、ソフトウェアシステムの基本部分の開発を行い、保有しているサーバにインストールした。開発するシステムの最大の特徴は、地表環境の研究者にとってuser friendlyなシステムを構築することで、その特徴があって初めてデータを蓄積共有が促進される。この意味において、開発システムでは、ユーザーの権限タイプ、データの公開レベルなどを考慮して設計したところに特色がある。 「改良グローバル土地被覆データの作成」に関しては、既存の6種類のグローバルな土地被覆データ(IGBP DISCover, Univ.of Maryland, MODIS 1-km Land cover, GLC2000, Globcover,地球地図)の重ね合わせによる信頼できる部分の抽出を完了した。また、一般にグローバルでは分類が困難なクラス、すなわち、都市域、マングローブ、湿地、雪氷、水域に対しては衛星データから独立に抽出する手法の研究を行った。 「東・東南アジアの100年間の環境変化の理解」の研究に関して、インドネシアを中心とする東南アジアの外邦図を入手し、ディジタイズした。 以上、平成22年度の研究は当初の研究目的、研究実施計画に沿って行われ、平成24年度に予定されている地理空間データ蓄積共有システムの公開に向けて基本的な研究段階が完了した。
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