2013 Fiscal Year Annual Research Report
地表環境の総合理解を目指した地理空間データ蓄積共有システムの構築
Project/Area Number |
22220011
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
建石 隆太郎 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (90114545)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 昭彦 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (30201495)
スリ・スマンティヨ J・T 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (40396693)
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Project Period (FY) |
2010-05-31 – 2015-03-31
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Keywords | データ共有 / GIS / リモートセンシング / 土地被覆 / クラスターシステム |
Research Abstract |
前年度に完成・公開したシステムCEReS Gaiaに対して、次の改良・機能追加を行った。①ユーザーインターフェイスの改良、②災害時におけるCEReS設置のスーパーユーザー用サーバーの機能停止に対応するため、京都大学にスーパーユーザー用サーバーの退避サーバーを設置し、スーパーユーザー機能の一次移転を可能にした。③海外のサーバーとリンクしたクラスターシステム構築のため、インドネシア大学へのシステム導入の準備をした。④英語表示が基本であるが、日本語表示を追加した。CEReS Gaiaシステムはhttp://gaia.cr.chiba-u.jp/portal/ からアクセス可能である。 CEReS Gaiaシステムを利用したグローバル土地被覆データ(GLCNMO2008 = GLCNMO version 2)の作成に関して、完成したGLCNMO2008データ、使用した2008年観測のMODISデータ、グランドトルースデータをCEReSホームページより公開した。http://www.cr.chiba-u.jp/~database-jp/wiki/wiki.cgi?page=GEOinfoDB_global(このサイトの [GG-10] [GG-11] [GG-12] [GG-13])また、GLCNMO2008と他のグローバル土地被覆データとの精度比較を行い、本成果GLCNMO2008が最も精度が高いことを確認した。20クラスに対してoverall accuracy77.9%、グループ化した8クラスに対して91.4%であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定であった、開発システムCEReS Gaiaは既に公開しており、研究者が利用できる状態になっている。 CEReS Gaiaシステムを利用して作成する計画であったグローバル土地被覆データGLCNMO2008は既に完成し、その成果データおよび使用した衛星データMODIS, グランドトルースデータは研究代表者が所属するセンターのホームページより公開している。また、CEReS Gaiaシステムからもデータを公開している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間終了後も開発システムCEReS Gaiaを長期継続的に運用することも当初計画であるため、最終年度である次年度には長期運用体制のためのシステム改良・整備が主課題となる。同時に、クラスターシステムの国際展開も進める予定である。具体的にはインドネシアのインドネシア大学、パジャジャラン大学、ベトナムの地理研究所などにシステムを設置しリンクする予定である。
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