2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22220012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石川 冬木 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (30184493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 康文 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (10287427)
若林 雄一 千葉県がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (40303119)
樽本 雄介 京都大学, 生命科学研究科, 助教 (70551381)
藤芳 暁 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (70371705)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | テロメア / グアニン4重鎖構造 / CST複合体 / 塩基除去修復 |
Outline of Annual Research Achievements |
当研究室にて新規に見出したテロメア1本鎖DNA結合蛋白質CST複合体について、H25年度までの本研究において、核内において塩基除去修復因子と共局在し、蛋白質相互作用をすることを示していた。H26年度および27年度の本研究において、CST複合体はゲノムDNA中においてグアニンに富む領域が形成するグアニン4重鎖構造と呼ばれるDNA高次構造体の近傍に局在することを明らかにした。理研CDB相澤慎一博士との共同研究により作成したCST複合体の構成要素であるCtc1をコードするctc1遺伝子の条件的ノックアウトマウスから胎児由来線維芽細胞(MEF, mouse embryonal fibroblast)を調製し、Ctc1遺伝子の欠損細胞と野生型細胞のあいだで、ゲノムDNAにおける塩基除去修復の基質である酸化グアニン量を測定したところ、欠損マウスで有意に増加していることが明らかとなった。このことから、CST複合体はゲノムDNA中の酸化グアニンを塩基除去修復によって除去する上で必要であることが分かった。以上の結果から、CST複合体はゲノムの特にグアニンに富む領域に局在し、酸化グアニンを塩基除去修復することで、ゲノム安定性の維持に寄与していると結論した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)
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[Presentation] Telomere, Aging and Cancer2014
Author(s)
Fuyuki Ishikawa
Organizer
14th 日独がんワークショップ
Place of Presentation
Adina Apartment Hotel am Hauptbahnhof(conference room), Berlin, Germany
Year and Date
2014-11-14
Int'l Joint Research / Invited
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