2011 Fiscal Year Annual Research Report
Web情報構造と利用者行動の統合分析とその情報アクセス高度化への応用
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22240007
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
大山 敬三 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (90177022)
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Keywords | Web情報構造 / Webデータ統合 / 情報アクセス / Web利用者行動 / Web閲覧履歴 / マイクロブログデータ |
Research Abstract |
本研究では,まずWeb情報構造やWeb利用者行動に関連する様々なデータを収集し,それらを相互に照合・対応付けして統合した後,Webの利用者行動の側面を含め総合的観点から信頼性の高いWeb情報構造の分析を行う。次に,情報アクセスに関連する各種の具体的応用としての観点から統合データを詳細に分析してWebの実態を解明するとともに,その結果を情報アクセス技術や社会科学研究等に応用して高度化を図る。 本年度は,前年度に引き続き,基盤となる各種データの導入・収集を行うとともに,以下に例示したような情報アクセス応用の高度化への適用に向け,これらに即したデータの統合方法の検討と実験を行った。 ・Web検索ランキングの改善 ・検索意図を先読みする検索システム ・情報発信行動,情報接触行動の実証的分析 特に,マイクロブログデータとWeb閲覧履歴の統合による手法について検討を進めた。マイクロブログデータは情報発信行動を,またWeb閲覧履歴は情報接触行動を,それぞれ反映したデータであるため,この手法を発展させることにより新たな観点からの情報アクセスが可能になると期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究に必要となるマイクロブログデータの入手に当初の予想以上の時間とコストがかかり,具体的な分析の開始が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も当初計画通りに研究を推進する。データの分析にやや遅れがあるが早期に回復を図るとともに,これまでの分析の成果を連携研究者等と共有して更なる展開を図る。
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Research Products
(16 results)