2012 Fiscal Year Annual Research Report
Web情報構造と利用者行動の統合分析とその情報アクセス高度化への応用
Project/Area Number |
22240007
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
大山 敬三 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (90177022)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Web情報構造 / Webデータ統合 / 情報アクセス / Web利用者行動 / Web閲覧履歴 / マイクロブログデータ |
Research Abstract |
本研究では,まずWeb情報構造やWeb利用者行動に関連する様々なデータを収集し,それらを相互に照合・対応付けして統合した後,Webの利用者行動の側面を含め総合的観点から信頼性の高いWeb情報構造の分析を行う。次に,情報アクセスに関連する各種の具体的応用としての観点から統合データを詳細に分析してWebの実態を解明するとともに,その結果を情報アクセス技術や社会科学研究等に応用して高度化を図る。 平成24~25年度は,引き続き基盤となる各種データの導入・収集を行うとともに,(1)潜在的情報要求に基づく知識データベースへのアクセス,(2)ソーシャルメディア上での言及の質を反映したWebニュース推薦,(3)情報発信行動,情報接触行動の実証的分析,などといった情報アクセス応用の高度化への適用に向け,これらに即したデータの統合方法の開発と実験を行った。 特に,マイクロブログデータを中心に据え,Web閲覧履歴データ,ネットニュース,知識データベース等との統合による手法について開発を進めた。マイクロブログデータは個々のデータに含まれる情報が不十分である場合が多いが,他のデータとの統合を通して文脈や意図を分析することによって,よりリッチなデータとすることができる。 例えば,Web閲覧履歴を利用してツイートに関する背景知識や文脈および興味度を評価することにより,言及されたWebページの重要度を考慮して情報推薦を行うための手法を提案した。また,ユーザがつぶやいた潜在的な情報要求に対して先行して知識データベースを検索するための手法として,大量のツイートからトラブルや不満などを抽出する手法を提案した。 本研究で開発した手法を発展させ適用することによって,新たな観点からの情報アクセスが可能になると期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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