2010 Fiscal Year Annual Research Report
高度法情報発信のための多言語情報の最適組み合わせに関する研究
Project/Area Number |
22240025
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
末永 敏和 大阪大学, 法学研究科, 教授 (30093909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹中 浩 大阪大学, 法学研究科, 教授 (00171661)
林田 雅至 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (50189677)
松浦 好治 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (40104830)
宇田川 幸則 名古屋大学, 法政国際教育協力研究センター, 准教授 (80298835)
水野 真木子 金城学院大学, 文学部, 教授 (90388687)
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Keywords | 法情報学 / 通訳翻訳学 / メディア・リテラシー / 比較法 / 比較政治学 / 国際研究者交流 / 中国:台湾:ブラジル:ロシア:ポルトガル |
Research Abstract |
本研究プロジェクトは、法令を中心とした日本の法規範・法文化に関する情報を多言語でハイブリッド発信するための効果的な方法について研究するものであり、初年度としてまず研究体制の構築を行った。全体の打ち合わせ会を5月と9月に大阪大学法学研究科で開催し、12月には研究内容及び成果を紹介するホームページを開設した。また、研究チームとして以下の4つを組織して研究活動を行い、来年度以降の具体的方向性を定めることができた。 第1は、中国及び台湾に向けての法情報発信に伴う諸問題を研究するチームである。本年度は、中国の浙江大学法学院との研究協力体制を構築するとともに、6月に大阪大学上海センターでアジア法研究会、12月に浙江大学法学院で商法研究会、2月に大阪大学法学研究科で商法研究会を開催したことで、日中会社法の比較研究を大きく発展させることができた。第2は、在日外国人に対する法情報発信に伴う諸問題を研究するチームである。本年度は、日本法の教育研究、司法通訳、在日外国人に関するアンケートを実施し、1月にはブラジルのサンパウロ大学法学部教授を招へいして講演会を開催した。また、模擬尋問に関するロシア語教材を初めて開発した。第3は、法令外国語翻訳プロジェクトの多言語化に伴う諸問題を研究するチームである。本年度は、台湾の中正大学法情報研究所と協力して、日台間の法令データベース構築の作業を進めるとともに、日中間の作業を実現するための準備を行った。第4は、比較法・比較政治的アプローチによる情報発信の目的及び効果の分析を行うチームである。本年度は、第2チームの支援とともに、法情報に関するポルトガル語とロシア語の文献の調査及び収集を行い、ロシア刑事訴訟法の翻訳作業も行った。来年度は、ポルトガル語の翻訳作業も行うことで、法分野の相互翻訳を発展させる予定である。
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Research Products
(9 results)