2012 Fiscal Year Annual Research Report
医療の質向上を実現する質マネジメントシステムモデルの開発と検証
Project/Area Number |
22241039
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
棟近 雅彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10200247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯塚 悦功 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (50017448)
水流 聡子 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80177328)
加藤 省吾 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80516766)
金子 雅明 青山学院大学, 理工学部, 助手 (30454036)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 医療の質 / 医療・福祉 / 品質管理システム / 組織的改善 / QMS導入・推進 |
Research Abstract |
医療の質マネジメントシステム(以下,QMS)とは,質のよい医療を提供するための業務のやり方,仕組みである.医療の質保証を行うためには,組織的な質保証のための活動が必要になってきている.本研究では,従来申請者らが取り組んできた研究の成果を発展させることにより,医療の質保証を実現するためのQMSモデルを構築し,その導入・推進方法も明確にして実際の病院に導入・推進することによってモデルの検証を行い,実用性の高い医療のQMSモデルを確立することを目的とする. QMSモデル班が取り組むQMSモデルの開発に関しては,昨年度までに開発したQMSモデルを7病院に導入することができたので,それぞれの活動における問題点を抽出し,QMS要素の精緻化を図った.具体的には,方針管理に取り組む病院に対して,新たな目標設定方法の提示と試行,進捗管理の導入,管理指標の提示を行い,方針管理を実施した.昨年度よりも課題解決件数,目標達成度合いのいずれもが向上し,病院における方針管理の方法論を提示することができた.文書管理システムについては,昨年度の実績に基づきシステムの改良を図り,1病院では通常の業務システムとして定着するところまで進めることができた.これにより,病院での標準的な文書管理システムを提示することができた. QMS教育班が取り組む導入・推進方法に関しては,昨年度新規に導入した2病院での活用実績を分析し,若干の修正を図った.今年度中に,これらの病院はISO9001の認証を取得することができ,導入・推進方法の有効性を確認できた. もう一つの課題であるQMS教育に関しては,昨年度までに開発済みの教育項目の一覧,および教育効果の測定方法,病院ごとの教育プログラム立案方法を3病院に適用し,検証を行った.その結果,QMS教育に関連する一連の提案手法により,教育が実践できることを確認できた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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