2013 Fiscal Year Annual Research Report
腫瘍微小環境で作用する分子標的抗がん剤の探索とその標的分子の解析
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22241053
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小林 資正 大阪大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (40116033)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 抗がん剤 / 血管新生 / 低酸素環境適応 / 海洋生物 / 標的分子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究計画に従い以下の研究を実施した。 1. がん血管新生阻害物質cortistatin Aアナログの合成研究を継続して実施し、これまでに見出しているアナログ化合物と比較して、さらに強力かつ血管内皮細胞選択性を有するアナログ化合物の合成に成功した。 2. 低酸素環境に適応したがん細胞選択的に増殖阻害活性を示す、海綿由来のテルペノイド化合物については、その不斉全合成に成功するとともに、天然物の絶対立体構造を明らかにした。また、アナログ化合物合成による構造活性相関を検討し、本化合物の活性発現には、分子全体の化学構造が重要であることを明らかにした。 3. 前年度までの研究で見出した、低酸素環境に適応したがん細胞選択的に増殖阻害活性を示すfurospinosulin-1のアナログ化合物については、マウスを用いるin vivoでの抗腫瘍活性試験に向けて大量合成を行った。また、抗腫瘍活性試験の結果、本アナログ化合物が、経口投与で天然物と同等以上の良好な抗腫瘍活性を示すことを明らかにした。 4. Furospinosulin-1の標的分子解析をfurospinosulin-1のプローブ分子等を用いて実施した。その結果、furospinosulin-1は、2つの転写制御因子に直接結合することにより、がん細胞に対して低酸素環境選択的な増殖阻害作用を示すことを明らかにした。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)