2012 Fiscal Year Annual Research Report
知的クラスターの多次元化とイノベーション-集合知の経営学-
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22243032
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入戸野 健 法政大学, 経営学部, 教授 (00269309)
松島 茂 東京理科大学, イノベーション研究科, 教授 (00339508)
行本 勢基 神奈川大学, 経営学部, 准教授 (10434367)
李 瑞雪 法政大学, 経営学部, 教授 (20377237)
児玉 靖司 法政大学, 経営学部, 教授 (30266910)
福田 淳児 法政大学, 経営学部, 教授 (50248275)
木村 登志男 法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (70459965)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 集合知 / クラスター / 航空機産業 / 自動車産業 / テキストマイニング / ロジスティックス産業 / 知識移転 / オーラルヒストリー |
Research Abstract |
本研究では21世紀の新たな知識管理手法である集合知のマネジメントに焦点を絞り、国際経営、管理会計、経営戦略、情報科学、情報工学、ミクロ経済学といった諸分野を専攻する研究者の相互交流によって、新たな知見の発見とその総合を目指した。3年間の研究期間に企図された計画は概ね達成された。洞口は日本の産学官連携およびアメリカの航空機産業について実証研究を進め、シアトル周辺のクラスター形成過程を調査し、経営の不均衡進化についての理論的な考察を深めた。行本・李は自動車メーカーが中国において採用しているロジスティック戦略の自己組織化的な創発プロセスを跡づけることにより、海外での部品調達を遂行するための経営戦略について研究した。福田は元エプソン副社長であり現在法政大学大学院教授である木村とともにエプソンでの元技術開発担当者にインタビューを行い、事業部門間の知識移転の研究を進めた。入戸野は、オーラルヒストリー研究を積み上げてきた松島よりインタビューのテキストを入手し、テキストマイニングの手法によってトヨタの重役が海外進出に際して重視していた単語を量的に分析した。その結果、ヒト、人間といった人間重視の視点が量的に多数発話されていたことを明らかにした。児玉は教育システムに利用される集合知ブログラミングの手法を実践し、ラーニングシステムの開発を行うとともに、アメリカ、UCバークレーに客員研究員として滞在して、現地でのプログラミング開発プロジェクトに参画した。集合知の空間的構造としての産業クラスター、ロジスティック・システムの変容、事業部内の知識移転、オーラルヒストリーのテキストマイニング分析、知識フィードバックをともなうプログラミング開発という各分野において、地域、産業というメゾ分析レベルから、ミクロの企業と企業内の組織、さらに個人の頭脳のなかに反映された組織文化の様態に研究を進捗させることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)