2011 Fiscal Year Annual Research Report
現代商業の革新と新貨幣についての理論的・実証的研究
Project/Area Number |
22243034
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
石井 淳蔵 流通科学大学, 商学部, 教授 (50093498)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 武政 流通科学大学, 商学部, 特別教授 (20047301)
安冨 歩 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20239768)
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (90294397)
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
清水 信年 流通科学大学, 商学部, 教授 (70330529)
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Keywords | 商業 / 貨幣 / イノベーション / マーケティング |
Research Abstract |
本研究の目的は、現代商業の革新を主テーマとして、商業のビジネスモデル(ないしはその定着した形態としての業態)と、その現代的革新において重要な鍵になると想定される「企業ポイント」や「電子貨幣」などの「新貨幣」の展開に焦点を絞り、理論的・実証的に考察することにある。研究2年目となる本年度は、上記目的に向けて初年度に続き研究会の開催継続と、基礎となる調査研究を行なった。 具体的には、まず研究会に関しては計3回(2011年7月27日、同11月11日、2012年3月4日)を行なった。加えて、当該テーマに関して取り組みや調査を行なっている小売企業経営者や業界関係者、研究者による講演会を計6回(2011年9月30日、同11月4日、同11月25日、2012年1月13日、同2月17日、同2月26日)開催し、参加者による議論を通じて問題意識や情報共有を図った。 また、国内の商業革新・新貨幣に関するフィールドワークとして、1社に対する視察・インタビュー調査を行なった。国内に関しては、株式会社アークス(北海道札幌市・2011年12月26・27日)の食品スーパー店舗視察および横山清社長に対するインタビュー調査を行なった。 これらの他、商業理論、商業革新、貨幣論、新貨幣の動向に関する文献調査に関しても、各メンバーの分担にもとづき行なわれた。そのうえで、本年度の研究に関する総括および次年度に向けての調査活動に関する研究打合せも適宜行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究会やフィールドワークの実施について、計画通り開催できている。概念モデルの構築およびプレ定量調査については、これまでの2年間における研究において明らかになってきた内容が当初の予想と異なる部分もあり、平成24年度の研究会において再検討を行なう予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究3年目となる平成24年度は、これまでの主要活動(研究会、国内外フィールド調査、文献調査)に加えて、定量的手法を用いた調査・研究も展開し、研究成果の充実を図る。具体的には、下記の4点を予定している。 (1)商業理論、商業革新、貨幣論、新貨幣に関する文献調査 (2)商業・貨幣研究会の実施 (3)国内外の商業革新・新貨幣に関するフィールドワーク (4)定量的手法を用いた調査・研究
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Research Products
(25 results)