2010 Fiscal Year Annual Research Report
現代アジアの家族変容と福祉レジームに関する国際共同研究
Project/Area Number |
22243039
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 公雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (00159865)
岩井 八郎 京都大学, 教育学研究科, 教授 (80184852)
押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
太郎丸 博 京都大学, 文学研究科, 准教授 (60273570)
大和 礼子 関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)
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Keywords | アジア / 家族 / 労働 / 移動 / 政策 / メディア / レジーム / 家族主義 |
Research Abstract |
本研究は、家族、労働、移動、政策、メディアという5つの研究領域を設け、それぞれの領域の研究グループが(アジアおよび欧米地域の)海外研究協力者と国際共同研究を実施し、その成果を総合する、というかたちで運営している。初年度である本年度は、海外研究協力者、国内若手研究者と共に国際共同研究の体制づくりを行い、研究活動を開始した。(1)家族領域に関しては、EASS2006の東アジアの家族調査の2次分析と、2010年に実施されたタイ調査の結果の比較分析を行った。学歴とジェンダー、親への経済的援助等のトピックについて、東アジア域内にも差があること、タイはさらに独特のパターンを示すことが見えてきた。また次年度に実施予定のカタール調査の予備調査を行った。予定していたベトナム調査は別予算で実施した。(2)労働領域に関しては、日本・韓国・台湾における非正規雇用と失業の比較研究のための研究打合せを行った。階級構造の変容、性別職域分離、ライフコースという3つの論点の重要性を確認した。(3)移動領域に関しては、移住労働者が受入国の福祉レジームにおいて果たす役割について日本・台湾・韓国において国際共同研究を進め、成果を12月の国際会議で発表した。また移動労働者がつくる公共圏、とりわけ国境を越えた公共圏についても検討を進めている。(4)政策領域に関しては、アジアにおけるケアレジームの比較を課題としてレビューを行う一方、海外研究協力者等を招聘してワークショップを開催した。福祉国家の未発達、外国人ケア労働者の雇用、家族主義に特徴づけられるアジアのケアレジームの性格が示された。またケアダイアモンドモデルを用いる二つのプロジェクトの成果を比較検討した。(5)メディア領域に関しては、ビデオ資料などの収集および海外調査を実施した。
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Research Products
(61 results)
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[Presentation] Demand in Human Trafficking : Japanese Case2011
Author(s)
Ito, K., National Women's Education Center
Organizer
Convegno Internazionale su World Wide Women-Globalizzazione, generi, linguaggi
Place of Presentation
IRSD(Centro Interdisciplinare Ricerche e Studi delle Donne), Torino University (Torino, Italy)
Year and Date
20110210-20110212
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