2012 Fiscal Year Annual Research Report
若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究
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22243045
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
乾 彰夫 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (90168419)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 高康 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (30291321)
藤田 武志 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (70324019)
佐野 正彦 大阪電気通信大学, 人間科学研究センター, 教授 (00202101)
平塚 眞樹 法政大学, 社会学部, 教授 (10224289)
横井 敏郎 北海道大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40250401)
上間 陽子 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90381194)
新谷 周平 千葉大学, 教育学部, 准教授 (40375598)
木戸口 正宏 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (90405093)
星野 聖子 常葉大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (40413249)
安宅 仁人 酪農学園大学, 農学生命科学部, 講師 (20513675)
片山 悠樹 名古屋商科大学, 教育学部, 講師 (40509882)
杉田 真衣 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (50532321)
南出 吉祥 岐阜大学, 地域科学部, 助教 (70593292)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 生涯学習 / 社会教育 / 教育政策 / 青年期 / 移行過程 |
Research Abstract |
本研究は、大規模な社会変動を背景に、若者の学校から仕事への移行過程の現状と課題を明らかにすべく、2007年4月1日現在満20歳の若者を全国から抽出し、それぞれの移行状況やそこでの意識、直面している問題などについて、質問紙法によるパネル調査として実施し、さらにそのうちの一部について面接調査を行うものである。質問紙調査については2011年度に最終調査(5回目)を実施し、予定を上回る回収率を得ている。 具体的に本年行なったのは、以下の三点である。1.面接調査の実施:5回目までの継続回答者892名のうち、面接調査に応じることを諾とした者の中から、移行上困難を抱えると推測できるものを中心に各1時間ほどの面接調査を実施した。調査ケース数は49名であった。年度内に調査を完了するとともに、聴き取り結果をすべてマニュスクリプトした。2. 5年目調査結果の分析ならびに公表:2011年に実施した「若者の教育とキャリア形成に関する調査(第5回)」の集計ならびに分析を行ない、分析結果は2012年8月末に名古屋大学にて開催された日本教育学会第71回大会において発表した。また、調査結果の概要については、ニューズレター第5号を刊行して、調査対象者・報道関係者などに送付するとともに、HPに公開した。3. 質問紙全調査データの分析と最終報告書の準備:対象者の学校から仕事等への移行の全容とその課程で直面した諸課題を明らかにすべく、5回分の質問紙調査データ分析を開始した。分析結果は最終報告書として2013年度中に刊行する予定である。またその一部について、2013年4月にイギリス・グラスゴー大学で行われるYouth Studies Conference2013においては票する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
パネル調査回収において、調査設計時の見積もりを大きく上回る率を質問紙調査最終年度まで一貫して達成することができた。また2012年度実施の面接調査もほぼ目標通りに履行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2013年度の計画は以下の通り。 1.5年間の質問紙調査データの分析と結果の公表 2.面接調査の分析と公表 3.国際シンポジウムの実施
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Research Products
(15 results)