2012 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国の持続的発展を担う次世代育成システム改善に関する研究
Project/Area Number |
22243048
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
棚橋 健治 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40188355)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教師教育 / 教員養成 / 教員研修 / 授業研究 / ドミニカ共和国 / 教科教育学 |
Research Abstract |
教育分野での国際協力の重要性が言われる現在の国際社会にあって、教育立国に成功した日本は、その成果を世界に発信することが求められている。その一方途として、本研究では、中米ドミニカ共和国をフィールドに発展途上国における教員養成系大学の改善を支援するモデル構築を図った。そのため、サントドミンゴ自治大学(UASD)教育科学部における教員養成の実態(理念、制度、実施内容、意識等)を調査し、日本との類似点ならびに相違点等を考察して、その特徴を明らかにし、それを踏まえて、研修プログラムを研究開発することにより、UASD教育科学部に内在する課題を明確にした。その調査・分析に基づき、広島大学大学院教育学研究科の教育経験を活かした改善策を考察し、それにより、発展途上国の持続的発展を担う次世代育成システム構築のモデルについての展望を得た。 この目的を達成するために、最終年度となる2012年度は、UASD教育科学部において、教員養成課程ならびにそこにおける授業の改善を目指したFD・授業研究の枠組みを導入し、その定着を図った。具体的には、2010ならびに2011年度の研究成果をもとに、ドミニカ共和国で2回及び日本で1回、授業研究を基盤とする研修プログラムを計3回実施した。4つの教科教育研究グループ(数学、理科、社会、体育)を両国が共同で設け、各々の研究課題を設定し、公開の研究授業と協議会によりUASDにおける授業改善を図った。また、UASDにおいてUASD主催の最終成果報告会を開催した。それらの成果は、上海における教師教育学会で発表するとともに、2013年4月にドミニカ共和国で開催される教員養成の国際シンポジウムにおいて、中米諸国への普及を図る。UASDでは本プロジェクトの継続的でかつ自律的な実施に向けた検討を始め、新たな研究フェーズの協議につながっている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)