2012 Fiscal Year Annual Research Report
超高エネルギーハドロン衝突からの光子測定を可能とする電磁カロリメータの開発
Project/Area Number |
22244022
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
濱垣 秀樹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90114610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郡司 卓 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10451832)
黒澤 真城 独立行政法人理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 基礎科学特別研究員 (10462681)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | グルーオン飽和 / カラーグラス凝縮 / 高エネルギーハドロン衝突 / トラッキング型電磁カロリ メータ |
Research Abstract |
HERAでのe+p衝突等によるパートン分布の研究から、小さなx領域でグルーオン密度が大きく増加していること が間接的に分かっている。理論的には、グルーオン密度が高くなるとグルーオンの再結合過程により飽和すると予想 され、カラーグラス凝縮(CGC)として記述される。更に、原子核の場合は複数核子からのグルーオンの寄与により、顕著な飽和が予想される。しかしながら、このように小さなx領域(x < 0.01)でのグルーオン分布関数は、実験結果が不足しており、大きな不定性を持つ。 CERN LHC 加速器でのp+p、 p+Pb 衝突において前方(η= 3 ~ 5 )に放出される単光子や中性パイ中間子を測定することで、グルーオン密度飽和の実験的検証が可能であるが、 本研究は、この測定に必要とされる前方での光子測定に最適化した新しいタイプのトラッキング型電磁カロリ メータを開発し、性能評価をおこなうことを目的とする。 今年度は研究の最終年度に当たるが、以下のような研究を進めた。(1) プロトタイプ機(メカニカル部)の動作確認,性能評価::各シリコンエネルギー測定要素の性能確認をおこない、シリコンから信号取り出し部迄の信号伝達系の性能評価、最終調整を遂行した。 (2) 読み出し回路系の建設:シリコンからの信号の読み出し回路ASIC(プリアンプ +シェイパー)の評価を実施し、ASICを載せた読み出しボードを設計・製作した。 (3) プロトタイプ機の性能評価::プロトタイプ機の総合的な性能評価を実施し、評価を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)