2012 Fiscal Year Annual Research Report
高エネルギーレーザー電子光ビームを用いたハドロン内クォーク相関の研究
Project/Area Number |
22244026
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中野 貴志 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80212091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 憲仁 東北大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40397766)
與曽井 優 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (80183995)
新山 雅之 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90455361)
住浜 水季 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (10396426)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | シータ粒子 / レーザー電子光ビーム / ハドロン |
Research Abstract |
本研究の目的は、励起バリオンやメソンの光生成実験を反応閾値から共鳴の影響を受けたくい3GeV エネルギー領域で行うことにより、クォークモデルでは説明が難しい特定のハドロンの理解を深め、ハドロン内で、どのようなクラスター(ダイクォーク、南部ゴールドストンボソン等) が重要な役割を果たしているかを明らかにすることである。粒子識別の向上を目的としたTOP検出器の試作機の性能評価をビームを用いて行い、ほぼ設計通りの性能が出ていることを確かめた。Θ+ (シータ粒子)研究に関しては、γp 反応とγn 反応を分離する方法を開発し、シグナル感度を大幅に向上させた。nK+ 質量分布に現れるΘ+ピークはpK+ やnK- 不変質量分布には見られないことから、ピークがファイ中間子バックグランド事象を取り除いたことや、フェルミ運動を補正した質量欠損計算により人工的に現れたものではないことが明らかになった。またΘ+ピークとバックグランド事象の比はレーザー電子光ビームの偏極方向に強く依存していることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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