2011 Fiscal Year Annual Research Report
リサイクルによるレアメタル分離回収新技術の総合システム化に関する研究
Project/Area Number |
22246118
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤田 豊久 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70124617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DODBIBA Gjergj 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10466782)
松尾 誠治 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20302755)
村上 進亮 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40414388)
定木 淳 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60332582)
岡屋 克則 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80134493)
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Keywords | 廃棄物資源化 / 廃棄物処理 / リサイクル / 資源開発工学 / レアメタル |
Research Abstract |
1. RFID(ICタグ)利用によるリサイククルシステムの研究:ICタグ(μチップ)とアンテナの特性と部品への設置方法、センサーの配置により、読み取り感度を増加させる方法を実験で調査した。アンテナ部を部品のカドに設置して2方向から読み取ることで読み取り精度が高くなることを示した。ついで、各種部品のリユース、電子機器などのストックのための収集後の分別、さらに希薄なレアメタルの含有情報を得るためのICタグの活用を調査し、自動車部品の保管に有効であることを示した。さらに、自動車部品の車体部分、内装部品、サスペンションやブレーキ類に分類して、リユース率とリサイクル率を変化させた場合の、二酸化炭素排出量を比較した。リユース、リサイクル以外は廃棄埋め立てとし、リユースがリサイクルよりも二酸化炭素排出量削減に有効であり、リユースの中でも車体部分のリユースが特に効果的であることを示した。 2. リサイクルの前処理としての水中爆砕による大量破砕単体分離の研究:水中にレアメタル等を含有する廃棄物を配置し、水中で少量の火薬を爆発させることで、次の4種の効果を明らかとした。(1)機械粉砕では困難な極めて硬い超硬材料などの粉砕、(2)大量処理が可能な密度差で剥離分解する電子機器部品などの破砕、(3)電池などの危険物の破砕と分解、(4)DVDなど記録媒体の情報完全消去とリサイクルのための破砕、に有効であることを示した。 3. 電子機器等からのレアメタル等の回収:ナノ、マイクロ技術を用いたレアメタル等の各種回収技術を比較検討した。また、電子基板から実装部品を分離後、炭化して銅箔を良好に剥離できることを示し、液晶ディスプレイからは塩化揮発法によるインジウムとスズの回収を、リチウムイオン電池の水中爆砕と分離の可能性を実験で調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度に繰越し、平成24年度が最終年度であるため、記載しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度に繰越し、平成24年度が最終年度であるため、記載しない。
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Research Products
(19 results)