2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22248023
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
高橋 明義 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (10183849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 俊介 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (50222352)
天野 勝文 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (10296428)
水澤 寛太 北里大学, 海洋生命科学部, 講師 (70458743)
朝比奈 潔 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (10147671)
安東 宏徳 九州大学, 農学研究科, 准教授 (60221743)
大平 剛 神奈川大学, 理学部, 助教 (10361809)
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Keywords | 光環境 / 成長 / 成熟 / メラニン凝集ホルモン / MCH / 生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン / GnRH / キンギョ |
Research Abstract |
(1) 光環境と成長の関連:(1) 蛍光灯照射下の白および黒色水槽でキンギョをそれぞれ3週間飼育したが、摂餌量に差異は認められなかった。(2) 発光ダイオード光(青、緑、赤) 照射下でキンギョをそれぞれ3週間飼育したが、摂餌量に顕著な差異は認められなかった。(3) 自然光下の白および黒色水槽でトラフグをそれぞれ一定期間飼育したところ、飼育後20日目の瞬間成長率は白色水槽が黒色水槽に比べて高い傾向が見られた。また、飼育後の脳内のメラニン凝集ホルモン(MCH) 遺伝子の発現量は白色水槽で高い傾向が見られた。(2) 光環境と成熟の関連:(1) 上記(1)-(1)と(2)のキンギョにおいて生殖巣の発達を調べたが、差異は認められなかった。(2) 自然光下の白および黒色水槽で一定期間飼育したサクラマスにおける脳内のMCH遺伝子発現量は白色水槽で高い傾向が認められた。また、この遺伝子の発現量はメスがオスよりも高いことを認めた。(3) 光環境とマツカワのMCHとGnRHの関連: 自然光下の白および黒色水槽で3週間飼育したマツカワにおいて、脳内MCH遺伝子は白色水槽の方が高いという再現性を得た。GnRH遺伝子発現量の定量については現在計画中である。(4)光環境とキンギョのMCHとGnRHの関連: 上記(1)-(1)と(2)のキンギョにおいて、脳内MCH遺伝子発現量は白色水槽の方が高いという再現性を得た。さらに無色の透明水槽での同遺伝子の発現量は黒色水槽におけるものと同等であることを見出した。GnRH遺伝子発現量の定量については現在計画中である。(5) 光環境が未知の脳ホルモン遺伝子の発現に及ぼす効果:白色水槽で飼育したキンギョの脳を用いて、脳で発現量が多い遺伝子が濃縮されたサブトラクションcDNAライブラリーを構築した。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Inhibiting roles of melanin-concentrating hormone for skin pigment dispersion in barfin flounder, Verasper moseri2011
Author(s)
Mizusawa, K., Kobayashi, Y., Sunuma, T., Asahida, T., Saito, Y., Takahashi, A.
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Journal Title
General and Comparative Endocrinology
Volume: 171
Pages: 75-81
DOI
Peer Reviewed
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