2012 Fiscal Year Annual Research Report
変形性腰椎症の分子病態解明と治療標的分子同定を目指した戦略的研究
Project/Area Number |
22249056
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川口 浩 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (40282660)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 克志 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (30262009)
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
徳永 勝士 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40163977)
阿久根 徹 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60282662)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 脊椎脊髄病学 / 変形性腰椎症 / ゲノムワイド関連解析 |
Research Abstract |
我々が保有する大規模データベースについて、初年度に因子分析による潜在的要因・背景に存在する要素の分析を行いデータベースを階層化・層別化して危険因子の重みづけで平均化し、昨年度にデータベースからcontrol(全椎間KL1以下)200例、case(全椎間KL3以上)200例を無作為抽出して、Affymetrix Genome-Wide Human SNP Array 6.0を用いてゲノム上のほぼ全てのSNPのジェノタイピングを行い、ジェノタイピングした全ての多型についてSNP間の連鎖不平衡係数を算出し、疾患感受性ブロックを絞り込み、さらに疾患感受性ブロック内の全SNPのリシークエンスを行った。本年度はこれら得られたより正確な多型情報から各SNPおよびハプロタイプの疾患との相関を解析し、疾患感受性遺伝子、もしくはゲノム領域を複数同定した。さらにその結果p値が10-7以下の強い疾患感受性を示す遺伝子が複数得られた。この中で最も相関の強い遺伝子XとYについて、その発現をマウスで解析したところ、椎間板線維輪に発現が見られた。またヒト手術サンプルを用いて解析したところ、やはり椎間板線維輪に発現することが判明した。より詳細な機能を解析するため、その遺伝子XとYのノックアウトマウスの作成を行い、Xについては椎間板変性モデルを作成して解析の取り掛かっている。Yについては作出し終えた段階であり、解析は今後の課題となる。これらの分子の機能をin vitroで検証するためのin vitroメカニカルストレスモデルについては、高圧負荷時の機器のトラブルが相次いだが、ようやく本年度に安定した静水圧負荷モデルが完成し、現在サンプルを回収してマイクロアレイなどによる検証を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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