2012 Fiscal Year Annual Research Report
研究-実践の連携による家族に対する看護エンパワーメント介入の評価研究
Project/Area Number |
22249070
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
野嶋 佐由美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (00172792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠山 卓也 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00611948)
槇本 香 高知県立大学, 看護学部, 助教 (00611972)
池添 志乃 高知県立大学, 看護学部, 教授 (20347652)
岩瀬 信夫 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (40232673)
田井 雅子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (50381413)
服部 淳子 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (70233377)
山口 桂子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (80143254)
畦地 博子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80264985)
岩瀬 貴子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (80405539)
升田 茂章 高知県立大学, 看護学部, 助教 (80453223)
濱尾 早苗 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (80529230)
中野 綾美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
小松 弓香理 高知県立大学, 看護学部, 助教 (40633772)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | エンパワーメント介入 / 家族 / 評価研究 / 研究-実践の連携 |
Research Abstract |
平成25年度は家族看護エンパワーメントモデルガイドラインによる介入のアウトカム指標の測定道具について確定し、CNSおよび介入した家族による介入後の評価を実施した。その結果、家族からは、「安定した日常生活が送れるようになった」「自分たちの問題を打ち明けられるようになった」「互いのコミュニケーションがとれるようになった」「ありのままを受け入れるようになった」「前向きに考えるようになった」「状況の変化に応じて取り組めるようになった」「自分たちで進む道を決定するようになった」について全員がそう思うあるいは、ややそう思うという回答が得られた。 家族看護エンパワーメントモデルガイドラインに沿った臨床現場における家族看護実践の実態については、家族との援助関係の形成や病気体験については高い実践度が示されていた。看護介入においては、「家族行動力の強化」として生活へのアドバイスに関わる内容は高かったが、家族員の役割調整などについては低かった。「意志決定への支援」としては、意思決定の基盤となるかかわりは高かったが、適切な時により重要な問題に焦点化した形で支援することについては低かった。 さらに精神科に勤務する一般看護師5名を対象に、家族看護エンパワーメントガイドラインを臨床で活用してもらい、その活用可能性について評価検討した。面接調査の結果、[患者・家族の状況やペースに合わせた介入への変化] [意図的な関わりへの変化][家族像の深まり] [看護ケアの振り返り][家族看護の必要性の再確認][家族への介入の手立ての獲得][看護の方向性の獲得][スタッフ間の意思統一・連携、ケアの変化][地域との連携の強化][看護実践の言語化]等がみられていた。またガイドラインの課題として、内容のコンパクト化や具体的な用語の説明補足などあった。活用可能性を拡げていくために、アナムネーゼ用紙への活用、研修会の開催、スーパーバイズの確保等が示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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