2014 Fiscal Year Annual Research Report
近現代中国農村における環境ガバナンスと伝統社会に関する史的研究
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22251007
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
内山 雅生 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (30151905)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 比呂志 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90269572)
弁納 才一 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (90272939)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 水利灌漑 / 水利共同体 / 農業の集団化 / 環境ガバナンス / モラル・エコノミー / 山西省太原市 / 四社五村 / 山西省平遥県 |
Outline of Annual Research Achievements |
1、最終年度であるが、過去5年間と同様に「中国語文献資料」が豊富に残存する山西省を中心として、都市近郊および遠郊農村の調査を実施した。4年間中心調査地として平遥県道備村を選定したが、最終年度に当たり、当該農村と近隣農村との比較検討を行い、中国農村における地理的社会的経済的構造の差異が、当該地域の環境ガバナンスにいかなる影響を与えているか検討した。 2、5年間を通しての部門別研究チームと研究課題を以下のように設定し、研究に従事した。(1)水利灌漑・土壌研究チーム①水利灌漑システムと給水・排水関係、②水源施設と水神信仰、③水利灌漑施設と農村工業、④土壌改良と水質保全、(2)農業生産・市場関係研究チーム⑤農家経営における食糧生産と副業、⑥都市近郊農村における野菜栽培と販売ルートとの相関関係、⑦中国での野菜栽培市場と有機農業経営、(3)農村家族・社会関係研究チーム⑧中国での「村民自治」論と日本の地方自治、⑨中国での村内外における同族結合と地縁結合の関係、⑩現代農村における人口抑制政策と女性の社会進出、⑪現代中国農民の宗教活動と精神的世界観の変化、⑫婚姻習慣から見た現代中国農民の生活観の変化 3、打合せおよび計画遂行のための研究会を4月、7月に行ない、8月に山西省中部山岳地帯の洪洞県及び霍州市の交界地帯の複数の農村に現存する「水利共同体」の実態を調査した。併せて霊石県溝峪灘村と山西省北東部の定襄県季荘郷閻徐荘を参観した。 4、学術交流のために、今後の中国側研究機関との共同研究において基幹的役割を果たすことが期待される河北大学歴史学院等から、副教授3名を2015年1月に日本に招聘し、研究者間の意見交換をすると同時に、中国農村についての問題意識を共有した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)