2012 Fiscal Year Annual Research Report
ASEAN諸国における市民性教育とアセアンネスのための教育に関する国際比較研究
Project/Area Number |
22252007
|
Section | 海外学術 |
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
平田 利文 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (20173239)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長濱 博文 九州女子大学, 人間科学部, 講師 (00432831)
鈴木 康郎 高知県立大学, 文化学部, 准教授 (10344847)
羽谷 沙織 立命館大学, 国際教育推進機構, 准教授 (10576151)
中田 有紀 東洋大学, アジア文化研究所, 研究員 (30553771)
渋谷 恵 常葉大学, 教育学部, 教授 (40312805)
池田 充裕 山梨県立大学, 人間福祉学部, 准教授 (40342026)
森下 稔 東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 准教授 (60300498)
石村 雅雄 鳴門教育大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (80193358)
S Kampeeraparb 名古屋大学, 国際開発研究科, 講師 (90362219)
手嶋 將博 文教大学, 教育学部, 教授 (90364736)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍 / アセアン諸国 / 市民性教育 / アセアンネス / 国際比較研究 |
Research Abstract |
1.研究打ち合わせの開催:当該年度のはじめに日本側チームは,東京において研究打ち合わせを開催し(5月),3年目の研究計画を確認し,3年目に予定している有識者(市民性教育担当者,大学の研究者,指導主事,校長,PTA会長)を対象に実施するデルファイ調査の実施計画を作成した。 2.資料の収集及び分析:各国担当者は,23年度同様,現地において引き続き市民性教育及びアセアンネスのための教育に関する文献・資料(政策,計画,カリキュラム)の収集・分析を行った。 3.アセアン諸国におけるデルファイ調査:アセアン8カ国(タイ,マレーシア,カンボジア,ラオス,ベトナム,フィリピン,ブルネイ,ベトナム)において,日本側チームと当該国の共同研究者とともに,市民性教育の専門家に対してデルファイ調査を実施した。 4.学会発表:研究代表者の平田は,6月開催の日本比較教育学会第48回大会,及び7月にタイで開催された第8回アジア比較教育学会において3年目までの調査結果の一部について発表した。本年度は他のメンバーの発表も含め,計13件の学会発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究打ち合わせ及び市民性教育に関する文献・資料等の収集は順調に予定通り実施された。学会発表も,国内学会,国際学会において調査結果の一部を発表することができた(計13件)。しかし,デルファイ調査については,シンガポール及びミャンマーにおいて当該政府の調査許可が得られなかったが,デルファイ調査の実施は,これら2カ国を除く8カ国において実施することができた。 未実施の2カ国については,当該国の共同研究者と実施方法等について協議して,次年度(平成25年度)に継続的に実施の方策を検討することになった。 従って,現在までの達成度は,「おおむね順調に進展している」と自己評価した。
|
Strategy for Future Research Activity |
アセアン10カ国において,市民性教育に関する専門家を共同研究者としているので,日本側チームの各担当者が,当該国の共同研究者と連携して,残りのデルファイ調査及び結果分析,さらにこれまでの調査結果全般について,最終年度である次年度に予定されているワークショップ及びシンポジウムの報告内容について協議する。
|
Research Products
(38 results)