2010 Fiscal Year Annual Research Report
地域民による琵琶湖沿岸の<生命の賑わい>総合調査の方法論と具体的手法の確立
Project/Area Number |
22300277
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Research Institution | Lake Biwa Museum |
Principal Investigator |
川那部 浩哉 滋賀県立琵琶湖博物館, 特別研究員 (60025286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前畑 政喜 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (30359260)
用田 政晴 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (00359259)
高橋 啓一 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (50139309)
GRYGIER Mark J. 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 上席総括学芸員 (60359263)
八尋 克郎 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 総括学芸員 (60344339)
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Keywords | 環境教育 / 住民参加 / 生物多様性 / 総合調査 |
Research Abstract |
22年度は,研究の1年目として内部打ち合わせを平成22年4月15日に開催し,平成22年度の予算,会議・講演会等の日程,体制と役割を検討した.交付決定通知後の6月10日には,研究代表者・分担者会議を開催し,全体計画の確認,各研究グループ別の計画検討,その他体制等の検討・確認も行い,具体的な作業に入ることになった.その後,7月3日・4日の日本自然保護協会による市民調査全国大会への参加をはじめいくつかの講演・セミナーへの参加と発表,資料・情報収集および実際の市民参加の調査なども研究グループごとに実施してきた. それらをふまえて,平成23年1月8日の午後に,研究代表者,分担研究者,連携研究者および一般参加も募って公開講演会を開催した.講演は,「河川環境を生物学的に評価する」「古民家の保存・活用と住民連携」「博物館を活用した市民参加型調査」と題したもので,北海道大学,滋賀県立大学,大阪自然史博物館に所属する分担研究者,連携研究者による発表が行われた. 翌1月9日には,研究代表者・分担研究者・連携研究者による打ち合わせ会議を開催した.「生きもの分布・生態調査」グループは,4回の市民調査会合等への参加を行い,その調査方法について報告するとともに,今後の調査地点の選定について討議した.「生態系多様性調査」グループは,西の湖沿岸の住民による魚類食性調査について報告を行った.この調査では,生物間の相互関係,食う食われる関係の実態把握,住民主体調査の方法論的検討などが行われた.「住民調査とその連携のあり方」グループはタンポポ調査とそれに伴うフォーラムについての報告を行った. これらの報告をもとに総合討論が行われ,23年度以降の調査に向けての課題がだされた.
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