2010 Fiscal Year Annual Research Report
多様な学習形態を統合するコンテキストアウェア・コンポーネントアーキテクチャ
Project/Area Number |
22300284
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
池田 満 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 教授 (80212786)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲林 清 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20462765)
柏原 昭博 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (10243263)
松田 憲幸 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (40294128)
長谷川 忍 北陸先端科学技術大学院大学, 遠隔教育研究センター, 准教授 (30345665)
高木 理 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教 (30388011)
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Keywords | 教育工学 / e-ラーニング |
Research Abstract |
e-Learning統合支援環境アーキテクチャおよびe-ラーニングの規格に関する研究を行った.より具体的には,従来のeラーニング標準規格で問題となっていた拡張性欠如の問題を解決するため,教材オブジェクトと呼ぶ概念を導入した学習支援システムアーキテクチャを考案した.また,本年度はSCORM2004規格をフル実装し,SCORM2004に対応しさらに新規機能が容易に追加可能なシステムが構築可能なことを実証した. また,e-Learningプラットフォームの開発に関しては,Openで非構造な学習空間としてのWebにおける学習コンテキストを対象として,学習支援としてのScoffolding手法を開発した.また,この学習コンテキストを考慮したeLearningコンポーネントおよびプラットフォームについて検討した.さらに,講義を振り返り分析する仕組みとして,定期試験問題の採点記録と関連づけて授業モデルに新たな気づきを組み入れることで,継続して授業モデルを更新する仕組みを検討し,システムを試作した. コンテキストの異なる複数の学習支援環境の設計・開発を通じて,コンテキストが規定するインタラクションの対応関係をモデル化するとともに,情報管理のためのXMLベースの標準規格であるTopic Mapsの調査を行った.さらに,学習情報の検索技術に関して,情報検索者の意図を分析し,検索者の意図を記録しながら,その意図を反映させた検索を行うアルゴリズムの研究を行った.
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Research Products
(30 results)