2013 Fiscal Year Annual Research Report
迅速な遺伝子破壊法を用いたマウス・ノンコーディングRNAの機能解析
Project/Area Number |
22310118
|
Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | ES細胞 / ゲノム / 遺伝子 / non-oding RNA / 変異体 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、哺乳動物細胞には、mRNA型のnon-coding RNAが大量に存在することが明らかとなった。しかし、non-coding RNAは、塩基配列からの機能推定が困難であり、機能面からの系統的・網羅的解析は、ほとんどなされていないのが現状である。本研究では、我々が独自に開発した両アレル変異導入法を用いて、non-coding RNAが破壊された変異マウスES細胞株を迅速に単離し、細胞株の表現型解析を通じてnon-coding RNAの機能的スクリーニングを行ってきた。 本年度は、スクリーニングした変異体について、ES細胞の未分化状態を示す遺伝子にGFPやVenusなどの蛍光蛋白を導入し、未分化状態の時系列解析を行った。1細胞の追跡を行うために、ヒストンH2BをmCherryと融合させた蛍光蛋白を恒常的に発現させて、核を標識した。蛍光蛋白のデータを生細胞で取得するには、励起光の照射による細胞毒性を最小限に抑える必要がある。このための培養条件の樹立や、顕微鏡システムについても、十分に検討を行った。さらに、対象とするnon-coding RNAの発現が高い細胞と低い細胞を、上記の蛍光蛋白をレポーターとして、FACSによりソーティングし、ソーティング後の細胞群間での分化誘導実験や、各細胞群におけるゲノムワイドな遺伝子発現パターンを解析した。この結果、ES細胞の未分化性と相関を示すnon-coding RNAを特定できた。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
[Journal Article] Removal of reprogramming transgenes improves the tissue reconstitution potential of keratinocytes generated from human induced pluripotent stem cells2014
Author(s)
Ken Igawaa, Chikara Kokubu, Kosuke Yusa, Kyoji Horie, Yasuhide Yoshimura, Kaori Yamauchi, Hirofumi Suemori, Hiroo Yokozeki, Masashi Toyoda, Nobutaka Kiyokawa, Hajime Okita, Yoshitaka Miyagawa, Hidenori Akutsu, Akihiro Umezawa, Ichiro Katayama, Junji Takeda.
-
Journal Title
Stem Cells Transl Med
Volume: 3
Pages: 992-1001
DOI
Peer Reviewed
-
-
-