2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22310164
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
秋林 こずえ 立命館大学, 国際関係学部, 准教授 (90377010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池内 靖子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80121606)
崎山 政毅 立命館大学, 文学部, 教授 (80252500)
松本 克美 立命館大学, 法務研究科, 教授 (40309084)
岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
村本 邦子 立命館大学, 応用人間研究科, 教授 (70343663)
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Keywords | 平和構築 / ジェンダー / ジェンダー正義 / 戦時性暴力 / バックラッシュ / 「女性国際戦犯法廷」 / 北東アジア |
Research Abstract |
平成22年度は、日本軍性奴隷制度を裁く民衆法廷「女性国際戦犯法廷」(2000年)開催から10周年にあたっていたため、「女性国際戦犯法廷」の評価や今日的意義を検討することにより、現在の国際平和構築政策やジェンダー正義を検証する上で必要とされる視座を確立することを目指した研究を主に行った。具体的には、米国や韓国からの研究者やNGO関係者を迎えて、平和研究へのジェンダー視座導入の意義、国際戦犯法廷と戦時・民族紛争下における性暴力、韓国におけるバックラッシュの分析についての研究会、また「女性国際戦犯法廷」主催者による「女性国際戦犯法廷」後10年を振り返るシンポジウムなどを行った。 また国際シンポジウム「バックラッシュ時代の平和構築とジェンダー-「女性国際戦犯法廷」10年を迎えて」を12月に行った。本シンポジウムでは、(1)戦時性暴力と日常の性暴力とつながり(2)「慰安婦」問題と関連した歴史と言説、の2つのサブ.テーマを設けた。(1)では、沖縄での「慰安婦」問題と米軍による性暴力の問題、南京における日本と中国の学生の参加による「和解」のためのワークショップ、在日コリアン女性による「慰安婦」裁判の支援、性暴力防止の立法化について報告がされた。また、(2)では、「慰安婦」と公娼制度と帝国の関係、韓国における日本軍「慰安婦」問題と米軍基地性産業のポストコロニアルの視点からの分析、「慰安婦」生還者の日本政府に対する請求について法的責任、道徳的責任、トランスナショナリズムの視点からの分析、また現代の日本社会の民主化と「慰安婦」問題についての報告が行われた。また(1)と(2)を架橋するための全体討論では、北東アジアにおけるジェンダー正義の議論を深めた。
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Research Products
(47 results)
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[Presentation] 韓国ドラマで学ぶ女性学2010
Author(s)
山下英愛
Organizer
市民のための人権大学院・公開プレ講座じんけんSCHOLA
Place of Presentation
大学コンソーシアム大阪駅前第2ビル(大阪府}
Year and Date
20100928,20101005,20101012,20101019,20101026,20101102,20101109,20101116,20101103,20101207
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