2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320133
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
紙屋 敦之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00194978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深谷 克己 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (20063696)
大橋 幸泰 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30386544)
木村 直也 産業能率大学, 経営学部, 教授 (50192018)
大森 映子 多摩大学, 経営情報学部, 教授 (60159233)
若尾 政希 一橋大学, 社会(科)学研究科, 教授 (80210855)
堀 新 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (80296524)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 日本史 / 江戸時代 / 海禁体制 / 藩世界 / 東アジア / 官位 / 長崎聞役 / 佐賀 |
Research Abstract |
本研究では、藩世界の広がりを、「海禁」体制を素材に、国内にとどまらず、東アジア地域を視野に入れて考察することを目的とした。そして、東アジアと密接な関係がある長崎・佐賀藩・福岡藩(中国・オランダ)、対馬藩(朝鮮)、薩摩藩(琉球)を重点対象とし、①「海禁」体制と西日本諸藩の関わり、②「海禁」体制が藩世界に与えた藩意識のあり様の2点を軸に研究を進めた。 如上の研究テーマに接近するため、外国使節である朝鮮通信使の馳走役のあり方、琉球使節と芸能、国家儀礼、西日本における長崎の文化的地位、外国の学問・文化・情報の受容、「海禁」体制と「家役」意識、長崎聞役と藩世界、家の相続と家格、「海禁」体制と地域民衆の役負担と意識形成、「海禁」体制とキリシタン取締などの小課題を設定し、役割分担して考察を行った。 2012年8月に、五島および佐賀で調査を行った。五島では五島観光歴史資料館で福江藩に関する文書類の調査を行い、また佐賀では佐賀県立図書館で佐賀藩関係の文書の調査を行い、必要に応じてコピーで史料を収集し、上記小課題を検討した。また、前年度に実施した宮崎調査の成果をまとめ、『宮崎調査報告集』(2012年12月)を作成した。一昨年度・昨年度に続き、九州・四国の諸大名の官位叙任に関するデータベース、九州諸大名の参勤交代に関するデータの構築を進めた。さらに、平戸藩長崎聞役の日記をもとに長崎聞役の活動のあり方のデータベース化を進めた。 2010年度以来の3年間の活動成果の一部を、研究成果報告書(冊子)としてまとめ、上記3種のデータベースもそれに収めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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