2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320141
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石川 禎浩 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10222978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野寺 史郎 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (40511689)
村上 衛 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (50346053)
森 時彦 京都大学, 人文科学研究所, 名誉教授 (70027564)
武上 真理子 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (70636795)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 中国近現代史 / 政党文化 / 中国共産党 |
Research Abstract |
4年にわたる研究期間において、研究代表者たる石川は研究分担者の協力を得て、近現代中国の政党史関連資料を広範囲に収集し、あわせてそれら資料を分析、検討するための共同研究班(「現代中国文化の深層構造」)を2010年に組織し、近二年だけで30回を超える例会を開催した。こうした活動の結果、新たに浮上してきた問題、すなわち中国共産党における政党文化の一大特徴である党指導者の個人崇拝にかんする研究に着手し、特に毛沢東神話に決定的役割を果たしたエドガー・スノウ『中国の赤い星』の取材・執筆状況について、重点的補足調査を行った。具体的にいえば、University of Missouri - Kansas Cityの文書館においてEdgar Snow Papersを、Stanfordの Hoover Institution Archives においてNym Wales Papersを重点的に調査し、『赤い星』以前にスノウらが持っていた中国共産党情報、毛沢東イメージについて、明らかにすることができた。 一連の研究班例会で行われた知見の交換と収集された資料を基礎として、石川は2001年に刊行した著書『中国共産党成立史』を改訂し、その成果を英語版として2012年11月にコロンビア大学出版社より刊行した。また、中共党史における第一回大会の記憶にかんするメカニズムを解明し、その成果を2012年6月と2013年3月にそれぞれオランダとアメリカの学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)