2012 Fiscal Year Annual Research Report
文化遺産としての幕末蝦夷地陣屋・囲郭の景観復原-GIS・3次元画像ソフトの活用
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22320170
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
戸祭 由美夫 奈良女子大学, 名誉教授 (60032322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 松午 徳島大学, ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授 (20156631)
木村 圭司 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (30294276)
平川 一臣 北海道大学, 名誉教授 (40126652)
増井 正哉 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (40190350)
土平 博 奈良大学, 文学部, 准教授 (70278878)
澤柿 教伸 北海道大学, 地球環境科学研究院, 助教 (70312410)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 歴史地理学 / 地理情報システム / 環境解析 / 建築史 / 文化遺産 / 景観復原 / 蝦夷地陣屋 |
Research Abstract |
1.メンバーの担当テーマに関して、東京および東京湾沿岸の陣屋跡地、道南(室蘭・白老・函館)の陣屋跡地、道東(厚岸・標津・斜里)の陣屋跡地、東北地方諸藩の陣屋ないし陣屋相当地の跡地への現地調査を実施し、関係文献資料も収集した。 2.前年度までに入手済みの自然環境(地形・気候)関係のデータ、および新たに入手した古気候データを解析し、図表化した。 3.10月上旬の日本地理学会2012年秋季学術大会で、本科研の中間成果をシンポジウム「幕末蝦夷地陣屋の景観復原に向けて」として実施するとともに、同学会のネットE-journal GEOに概要を掲載した。…13.研究発表を参照のこと 4.南部盛岡藩による幕末蝦夷地での絵図と比較するために、同藩が安政3年に下北半島沿岸に新設した台場8か所に関する絵図(もりおか歴史文化館所蔵)を業者に撮影委託した。 5.3月上旬に第5回研究打合せ・研究成果発表会を奈良女子大学で実施し、科研最終年度たる次年度に向けて、相互の担当テーマ間の内容・表現の調整を行うとともに、研究成果の取りまとめ方法として以下の3方法をとることが決まった。(1) 6月末開催予定の平成25年度北海道地理学会春季大会でシンポジウムを特別に実施していただき、その内容をネットに載せていただく。(2) 上記のネット掲載論文を中心として、A4判オールカラーの150頁程度の研究成果報告書を刊行する。(3) 北海道・東北各地(具体的には盛岡、函館、白老、室蘭の予定)で、研究成果の一般市民向け講演会を実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
9.研究実績の概要にも記したように、日本地理学会2012年秋季学術大会において本科研の中間成果をシンポジウムとして実施するとともに、同学会のネットE-journal GEOに概要を掲載した。そして、第5回研究打合せ・研究成果発表会で1日半かけて担当テーマ間の内容・表現の調整を行った。それらを踏まえて、平成25年度北海道地理学会春季大会シンポジウムで最終年度の研究成果の取りまとめを行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
9.研究実績の概要にも記したように、本年度末に行った研究打合せ・研究成果発表会で、本科研の研究成果の取りまとめ方法として以下の3方法をとることが決まった。 (1) 6月末開催予定の平成25年度北海道地理学会春季大会でシンポジウムを特別に実施していただき、その内容をネットに載せていただく。 (2) 上記のネット掲載論文を中心として、さらに当該シンポジウムでは時間的制約から発表機会の無い研究メンバーの研究成果論文をも加えて、A4判オールカラーの150頁程度の研究成果報告書を刊行する。 (3) 北海道・東北各地(具体的には盛岡、函館、白老、室蘭の予定)で、研究成果の一般市民向け講演会を実施する。
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Research Products
(7 results)