2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320178
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Research Institution | National Museum of Japanese History |
Principal Investigator |
常光 徹 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (40321541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小池 淳一 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (60241452)
内田 順子 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (60321543)
青木 隆浩 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (70353373)
神野 由紀 関東学院大学, 人間環境学部, 教授 (80350560)
岩淵 令治 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (90300681)
山田 慎也 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (90311133)
柴崎 茂光 国立歴史民俗博物館, 研究部, 准教授 (90345190)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 消費 / 民俗 / 歴史 / 百貨店 / 観光 / 自然 / 生活 / 景観 |
Research Abstract |
A班ではまず、長野県須坂市の田中本家博物館において、引き続き文書資料の撮影とスキャニング、モノ資料の撮影と計測と目録の作成を行い、電子データにして情報を共有化した。さらに、他の百貨店やスーパーとの比較分析のため、各社のPR誌やカタログ、社史、絵葉書を収集、分析をした。なお、前年度までは呉服や小物類、田中家の消費動向などを中心に調査していたが、今年度は正月用品や節句用品などに目を向け、それらと食品産業との関わりに着目した調査をおこなった。さらに三越と並んで、新たな消費生活のあり方を提言した企業として、化粧品やトイレタリー、下着などの大手メーカーに関する資料を収集・整理して、比較分析の材料とした。 一方、B班では 炭鉱業を中心とした近代化遺産、広島や沖縄の戦跡、沖縄イメージの形成、佐賀県における河童の観光資源化などについて調査した。まず、炭鉱業といえば、一般に荒々しい気質の炭坑夫や貧しい生活がイメージされ、それを払拭するためにこれまであまり炭坑跡や生活の記録を残そうとしてこなかった経緯がある。そこで、元炭坑夫への聞き取り調査の他、社史や労働組合史の分析を行い、小説や映画で描かれる炭鉱街の様子と比較検討した。また、広島と沖縄については、記憶と語りに基づいた平和学習の実践から戦跡保存への移行について、さらに沖縄については戦争被害から自然や伝統的な工芸・芸能・食事が豊かな地域イメージへと移行する過程について調査を行った。また、水難防止から河童神社の建立,ひゃあらんさん祭りへと展開した佐賀県の佐嘉神社での調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)