2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330066
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
姫野 順一 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 客員教授 (00117227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深貝 保則 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (00165242)
新村 聡 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
江里口 拓 西南学院大学, 経済学部, 教授 (60284478)
江頭 進 小樽商科大学, 商学部, 教授 (80292077)
黒木 亮 獨協大学, 経済学部, 准教授 (90364728)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 新自由主義 / 社会哲学 / 経済構想 / 社会福祉 / 社会改革 / 国際研究者交流 / イギリス / アメリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、「社会哲学と経済構想」に焦点を据えた新自由主義の歴史的多様性について、国際比較を念頭に置いて、研究分担者の個別研究をさらに進めた。 学会や打ち合わせの会合において、研究分担者の最終的な取りまとめとなる日本語論文集『新自由主義の研究』(仮題)の分執筆内容について打ち合わせた。 また、これまで新自由主義研究の重点を戦間期に置いてきたたが、本年は第二次世界大戦を契機に変容する、1940~50年代の新自由主義の研究に重点を移した。 そのために本年は、オックスフォード大学で政治思想史の観点から新自由主義を研究してきたマイケル・フリーデン名誉教授と連携し、国際関係、特にアルフレッド・ジンメルンやラウンド・テーブルの研究を手がけるホイットマン・カレッジのジェイン・モアフィールド教授をアメリカのから、戦後のイギリスにおける政治経済政策思想を研究する、オックスフォード大学のジョン・スロマン博士をイギリスから招聘し、長崎大学および横浜国立大学で仕上げとなるワークショップを実施した。 本年は、科研最終年となるため、これまでの5年間で招聘してきた多数の外国人研究者との交流を踏まえ、英文論集Diversity of New Liberalism, International Comparative Studies(tentative)の出版計画に着手した。 また本年は、日本の新自由主義研究にも重点を置いたが、深貝は日本を基軸に、社会観を表明する言語の歴史的・社会的な整理を試み、姫野は浮田和民、河合栄治郎、石橋湛山、長崎に伝来するプロテスタントの、倫理的な政治社経済会観についての研究を進めた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)