2010 Fiscal Year Annual Research Report
日系企業の環境変化適応と広報・コミュニケーション戦略に関する実証的研究
Project/Area Number |
22330107
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
宮部 潤一郎 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (60374641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 浩平 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (50333638)
伊藤 直哉 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (60261228)
遊川 和郎 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (40312409)
北見 幸一 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (90455626)
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Keywords | 経営戦略 / 広報戦略 |
Research Abstract |
本研究は、急激な経済環境変化に直面しているわが国企業が組織的な改革と革新を遂げながら適応・発展する姿を、組織のコミュニケーションに注目して同時的に把握分析することを目的とする。研究初年度である平成22年度は、以下の研究活動を実施し研究目的の達成に向けて所期の成果を得た。 (1)広報組織・広報人材データベースの構築 企業の広報組織および広報人材(広報担当役員、広報部門長)に関するデータベース構築。約2,100名分のデータを蓄積した。構築作業は継続中。 (2)企業コミュニケーション調査2010 一部上場企業の広報担当役員、広報部門長約750名を対象として、アンケート調査を平成22年10月に実施。中国における広報・コミュニケーション活動、CSR、ソーシャルメディア対応について実態把握。詳細分析を継続中。一部結果は企業訪問調査時点で利用中。 (3)日系企業本社における広報活動に関するプレ・スタディ 一部上場企業10社と継続的なコンタクトを維持し、広報担当役員、広報部長へのヒアリングを実施。 (4)中国に進出している日系企業の現地での広報・コミュニケーション活動 (2)アンケート調査結果を踏まえて平成23年2月に上海、蘇州にて進出日系企業の訪問調査を実施した。 (5)研究ワークショップ 2011年2月に上場企業の広報部長3名の参加を得て広報部門の現状と将来に向けての活動に関するパネルディスカッション及び研究対話を実施した。 以上の活動を踏まえて日・米の広報に関する学会で研究報告を行った。
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