2012 Fiscal Year Annual Research Report
運動,奥行,形体知覚における色情報の役割とその機序についての解明
Project/Area Number |
22330204
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉澤 達也 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (90267724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内川 惠二 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (00158776)
川端 康弘 北海道大学, 文学研究科, 教授 (30260392)
河原 哲夫 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (40112776)
小島 治幸 金沢大学, 人間科学系, 教授 (40334742)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 時空間特性 / 色情報 / 輝度情報 / 脳機能画像 / 運動知覚 / 奥行知覚 / 形体知覚 |
Research Abstract |
平成24年度は,MEGによる脳機能画像解析による時間的インパルス応答の測定と解析において一部終了していない部分を継続実施した.また,並行して時空間特性における心理物理学的知見と電気生理学的知見の齟齬について心理物理学実験,および,脳機能画像解析により色チャンネルと輝度チャンネルの時空間周波数特性を計測し,各チャンネルのインパス応答関数をそれぞれ比較する.具体的には,様々な時空間周波数の輝度グレーティング,または,等輝度グレーティング観察しているときの脳活動ををfMRIを用いて計測し,脳機能画像解析による空間的インパルス応答の測定と解析を行った.一般にこのような脳機能画像解析において得られる画像は各計測試行の加算平均として得られるが,本研究課題では,その試行回数が心理物理学実験の試行回数の水準と同程度であり,膨大な実験量が必要であった.現時点での実験データの解析結果は,被験者間によって差はあるが,一部の特性は,第一義的には視覚1次野において刺激の空間特性に応じた皮質活動が得られた.これは,心理物理学実験から得られる周波数特性と同様な特性であった. これらの結果は,初年度に行った心理物理学実験(Gabor関数を視覚刺激として提示し,大きさ知覚の空間感度特性を調べた)の結果が示唆している従来の視覚系の空間感度特性をコントラスト検出閾値からMTFを求めるというアプローチにおいて,その感度特性が持つ統計的信頼性以外についても考慮する必要がある点を前提とした解析が今後必要である. なお,本年度は当該研究課題における最終年度であっため,これまでの研究結果を国際会議において報告した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)